| マセラティMC20の見た目の「レーシングカーっぽさ」に反して室内空間は快適そして視界も良好 |
何ら気を使うことなく快適にクルマを運転できそう
さて、先程はマセラティMC20を見てきた際の「外装編」をお届けしましたが、今回は内装編。
マセラティMC20はそのコンパクトなバブル状ルーフの形状からしてスーパーカーというよりはレーシングカー的な印象を受け、よって室内も「レーシングカー然」としているのではと予想していましたが、程よいタイトさ、程よいスパルタンさ、程よい豪華さを持っており、かなりバランスがいいインテリアを持つという印象。
加えてそのエクステリアとのバランスもよく、これほど「内外装のイメージが一致している」クルマも珍しい、と思います。
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マセラティMC20のインテリアはこうなっている
そこでさっそくマセラティMC20のインテリアを見てみたいと思いますが、まずドアを開いて思うのは、サイドシルがかなり低いということで、ここは同じくカーボンファイバー製モノコックを採用するマクラーレンとは大きく異るところ。
ただしマセラティMC20では合成確保の観点からか、マクラーレンに比較すると逆に「横に」幅があるようですね。
それでもフェラーリやランボルギーニに比較するとサイドシルの幅は狭い方でもあり、バタフライドアの採用もあって乗降性は非常に良好です。
外からドアを開けるにはこの「窪み」内側のスイッチを押してオープン。
室内から開けるには、内張り下部にあるシルバーの丸いボタンを押すことで行います。
このMC20にはインテリア・カーボンファイバー・パッケージが装着されており、パドルやドアシル、クラスターがマット仕上げのカーボンファイバーに。
ステアリングホイールのスポークもカーボンファイバー。
メーターはフル液晶。
センターコンソールはマット仕上げのカーボンファイバー、そしてドライブモードセレクターにギアポジションのスイッチが並びます。
カーボンシェルを持つバケットシートが装着されますが、座り心地はかなり良好。
シートポジションはかなり低く、しかしダッシュボードも低いので視界は明瞭。
ただし「斜め後ろ」の目視は不可と考えたほうがよく、後方確認はミラーのみに頼ることになります。
左右シートの間隔はそこまで狭くなく、ルーフやAピラー、ダッシュボードの圧迫感も少なく、むしろ広々として快適な室内だと思います。
ダッシュボードはこんな感じ。
水平基調のシンプルなデザインです。
ステアリングホイールのグリップ(サイド)やダッシュボードはアルカンターラ張り。
ペダルはスパルタンなアルミ製で、ブレーキペダルとアクセルペダルとの距離がかなり近く、そして高さも「ほぼ一緒」。
これ(とくにペダルの高さに差がないこと)はかなり珍しい例かと思いますが、できるだけ幅の狭い靴を履いて運転したほうが良いかと思います。
マセラティMC20の収納スペースはこうなっている
マセラティMC20には前後に収納スペースがあり、まずはフロントから。
画像ではその広さがわかりにくいかと思いますが、結構狭く浅いという印象で、書類の入るカバンがひとつ入るくらい?といった感じ。
そしてこちらはリアの収納スペース(ミドシップスーパーカーでリアに収納スペースがあるクルマは珍しい。ほかにはマクラーレンGTくらい?)。
なお、リアハッチを開けると車体ミッドに、そして低くマウントされた「ネットゥーノ」3リッターV6エンジン(630馬力)が顔を出します。
そのほか、シート後方にも手荷物を置くことができるくらいのスペースがあり、通常乗るぶんには前後トランクのお世話になる機会は少ないかもしれません。
マセラティMC20を見てきた際の動画はこちら
マセラティMC20を見てきたのはマセラティ大阪北にて
今回マセラティMC20を見せていただいたのはマセラティ大阪北」さん。
いつもお世話になり、ありがとうございます。
マセラティ大阪北
住所:〒563-0034 池田市空港1-12-3
電話:06-6857-7788
ウエブサイト:https://maserati-hakko.com/osakakita/