Image:Maserati
| マセラティMC20は素晴らしいスーパーカーではあるが、なかなかメインストリームに入り込めない |
やはり近年のマセラティが持つ「ラグジュアリー」イメージが影響しているのかも
さて、マセラティがMC20チェロに「日本限定」の特別仕様車”2モデル”を投入。
これらは「MC20 Cielo Limited Blu Infinito(MC20 チェロ リミテッド・ブルー・インフィニート」「MC20 Cielo Limited Rosso Vincente(MC20 チェロ リミテッド・ロッソ・ヴィンチェンテ」と題されており、現時点では価格等詳細につき「要問い合わせ」となっています。
マセラティ MC20 チェロ「日本限定」特別仕様車はこんな仕様を持っている
これらMC20 チェロの限定モデルはマセラティの持つモータースポーツのDNAを反映させたものだとされ、まず「無限の青」を意味する”ブルー・インフィニート”はマセラティ250Fのカラーリングを想起させるもの。
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ちなみにこのリバリーはマセラティのパーソナリゼーションプログラム「フオーリ・セリエ」のカタログにもないとされるので、かなり特別感の強い仕様だと思われます。
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そして「勝利の赤」、ロッソ・ヴィンチェンテはかつての350Sに用いられていたホワイトとブルーの3色ストライプ入り。
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なお、MC20は非常に優れたスポーツカーではありますが、現時点ではスーパーカー市場において存在感を発揮することができていないように思われ、それはやはり近年のマセラティが築いてきた「ラグジュアリー」イメージが関係しているのかもしれず、メルセデスAMG GT同様に「そのイメージのために」ピュアさに欠けるという判断がなされているのかもしれません(マセラティはもともと生粋のレーシングカーメーカーであるが、いっときを境にラグジュアリーブランドへと転身している)。
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