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| ただしそこに「サプライズ」はなかったようだ |
忙しい人のための「2分まとめ」
- 最強のタッグ: イタリアの至宝2ブランドが、モデナを拠点に究極のカスタマイズ部門「BOTTEGAFUORISERIE」を設立
- 伝説の再臨: 1960年代の名車を現代に蘇らせた「新型33ストラダーレ」や、740馬力を誇るサーキット専用獣「MCXtrema」が集結
- 4つの柱: 「ボッテガ(極少限定生産)」「フオーリセリエ(特注)」「ヒストリー(伝統継承)」「レーシング(技術革新)」で構成
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アルファロメオとマセラティが「ボッテガ・フオーリセリエ(Bottegafuoriserie)」設立を発表。両ブランドが手を組み、“究極の限定モデル”を共同開発へ
| イタリアの名門、再び手を組む | アルファロメオとマセラティ、今後は「統合」の動きへ? イタリアを代表する自動車ブランド「アルファロメオ」と「マセラティ」。 今回、両社の技術とデザイン哲学を融合さ ...
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イタリアの「美」と「速さ」が一つに。新時代の幕開け
2026年1月、パリ。
レトロモビル50周年を記念して新設された現代スーパーカーの祭典「Ultimate Supercar Garage」にて、イタリア自動車界の歴史を塗り替える発表が行われることに。
この発表とは(すでに設立がアナウンスされていた)アルファ ロメオとマセラティの技術・デザインの粋を結集させた新部門「BOTTEGAFUORISERIE」の活動内容に関するもので、その内容について詳細が語られています。
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創業111周年を迎えたマセラティ、今度は2026年のエンブレム「トライデント」100周年に向け再始動。その復活に期待がかかる
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そしてこの発表とともにマセラティとアルファロメオによる共同展示が行われ、これについては「伝統的な職人技と最新のエンジニアリングを融合させ、オーナー一人ひとりの夢を形にする”動く芸術品”を生み出すための、戦略的かつ情熱的なクリエイティブ・ハブ」であると説明がなされています。
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展示車両:BOTTEGAFUORISERIEを象徴する4台
まず、展示された車両はプロジェクトの4つの柱を体現する、まさに「Made in Italy」の傑作たちです。
| 車種 | 特徴・スペック | カテゴリ |
| アルファ ロメオ 33 Stradale | V6ツインターボ/620HPまたは750HPのEVを選択可能。世界限定33台。 | Bottega (Few-off) |
| マセラティ MCXtrema | 740HPの「ネットゥーノ」エンジンを搭載したサーキット専用車。世界限定62台。 | Racing (Motorsport) |
| マセラティ GT2 Stradale | 640HP、最高時速324km。GT2レースカーを公道仕様にした究極のロードカー。 | Fuoriserie (Custom) |
| アルファ ロメオ Giulia QV Luna Rossa | ヨットレース「アメリカズカップ」とのコラボモデル。空力性能が標準の5倍。 | History (Heritage) |
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マセラティがクラシックモデルの認証とレストアを開始、第一号の「ミストラル3700」の認証が完了。ちなみにマセラティの車名が風に由来するようになったのはミストラルから
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BOTTEGAFUORISERIEが掲げる「4つの魂」
そしてブースの中心には、来場者がプロジェクトの深淵に触れられるエクスクルーシブなラウンジが設けられ、以下の4つの柱(ピラー)が紹介されることに。
- Bottega(ボッテガ): 「33ストラダーレ」のように、数台のみ限定生産されるコレクターズアイテムの開発
- Fuoriserie(フオリセリエ): 量産モデルをベースに、素材や色を無限にカスタマイズするパーソナライズプログラム
- History(ヒストリー): Arese(アレーゼ)やModena(モデナ)に眠る遺産を保護し、修復・鑑定を行うヘリテージ部門
- Racing(レーシング): マセラティ・コルセが培ったレース技術を、市販車や専用車へフィードバック
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つまりはこれまでマセラティとアルファロメオが個別に行っていたサービスを1つにまとめて効率化を行うとともに、過去の資産を守りつつブランドの価値を保護し、さらにはヘリテージを活用した少量限定モデルを世に送り出すことで「未来のブランド価値」を創ってゆくという活動を行ってゆくことになりそうです。
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結論:2026年、イタリアン・スーパーカーは「体験」になる
BOTTEGAFUORISERIEのデビューは、高級車を「所有する」ことから、その製作過程そのものを「楽しむ」という新たな文化への転換を意味しています。
パリの会場で披露された4台は、その未来に向けた強烈なメッセージでもあり、伝統を重んじながらも、最新のデジタル技術や素材研究を厭わない。
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2026年、アルファ ロメオとマセラティが描く新たなアイコンたちが、自動車史に深い足跡を残すことは間違いなく、「33ストラダーレ」に次ぐ次回作を期待したいと思います。
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