アルファロメオ・ジュリアや新型SUV「ステルビオ」に採用されるプラットフォーム「グリージョ(グリジオ)」ですが、これはFCA内にて、アルファロメオ以外にも使用される可能性があるようです。
このプラットフォーム設計時には「アルファロメオのみの専用設計」とされていたものの、”出来が良すぎて”グループ内でシェアしないのはもったいない、という話になっているようですね。
なおアルファロメオ・ジュリアはもともとFFとして開発がスタートしていますが、セルジオ・マルキオンネCEOの「FRにして」という鶴の一声にて急遽FRベースに。
そのため開発期間が不足し発売予定が伸びに伸びての登場ですが、それでもグループ内では「ダイヤの原石のようだ」とされ、FCAの重役がメディア語るところによるとダッジやマセラティなど、アルファロメオ・ジュリア/ステルビオの「上下」車種においてもシェアしたい意向のようです。
なおアルファロメオはこの「グリージョ(グリジオ)」プラットフォームの開発に1200億円を投じており、アルファロメオ内で8つのモデルに使用されると言われてきましたが、FCA内でシェアされるとなると、一気にジョルジオ・プラットフォーム採用車種が拡大しそうですね。
マルキオンネ氏が自社のディーラーに語ったところによると、次世代のダッジ・チャージャーとバラクーダ・コンバーチブルはアルファロメオ・ジュリアのプラットフォームを使用する、とのこと。
バラクーダ・コンバーチブルとプラットフォームを共有するとなると、アルファロメオ・ジュリアにもオープン版が登場するかもしれませんね。
FCA内でプラットフォーム、エンジンの共有が進むわけですが、グループ内ではかなり大きな変化がありそうです。
なチャージャーは「4ドアコルベット」のようなデザインになるとも言われています(画像は1999年チャージャーR/Tコンセプト)。
なおアルファロメオの新SUV、マセラティ・レヴァンテ、ジープ・グランドチェロキー
についてはFCAの6.2リッターヘルキャットV8エンジンを搭載するとのことで、0-100キロ加速は驚愕の3.5秒となる模様。
マルキオンネ氏は今後2年で登場するであろう30もの新型モデルについて話をしたそうですが、その中にはマツダ・ロードスターをベースにしたフィアット124スパイダーもあったそうです。
VIA:CARSCOOPS