現段階では日産はデザインを決定していないかもしれない
日産がその存在を認めながらも、まったく詳細のわからない次期フェアレディZ。
日産は車種を絞り、頻繁に新型車を発売しないことでそのコストを抑えていますが、日産GT-R(R35)はすでに発売から12年、フェアレディZ(Z34)も発売から11年が経過している状況です。
他のメーカーではこれほどまでに長寿なモデルは他に例がなく、しかし現時点でなんらかの新型に関する情報が出てきているわけではないため、おそらく「あと数年は現行モデルを引っ張る」のかもしれません。
ロシアからのレンダリング公開はけっこう多い
そんな中、ロシアから次期フェアレディZをイメージしたレンダリングが2つ登場。
ひとつめはIlya Zakharov氏による「NISSAN Z VISION」。
なんとアシンメトリー(左右非対称)という驚きのデザインを持っています。
ザガートが好む「流線型」「広いグラスエリア」「ラップアラウンドウインドウ」「ダブルバブルルーフ」を持っていて、フロントフェンダー脇に装着される「Z」エンブレムもフェアレディZではなくて「ザガート(Zagato)」を表しているんじゃないかと思えるほど。
もしザガートが実際に次期フェアレディZをデザインすると、こうなるのかもしれない、と考えたりします(その場合、テールランプは丸型になるはすですが)。
さらに抑揚が大きく、近年におけるアストンマーティンのようなセクシーなボディを身にまとっていますね。
後方確認用のミラーは存在せず、かわりにあるのはフロントフェンダー上の「カメラ」。
そしてフロントにはVモーショングリル、ヘッドライトとテールランプには「ブーメラン」が用いられ、近年の日産におけるデザイン言語をしっかり抑えていることもわかります。
なお、デザイナー氏はこの「Z VISION」をデザインする際、過去のフェアレディZが持つバランスを重視したようですね。
こちらはミニチュアモデル。
NISSAN ZX POOJECTは「これまでにない」フェアレディZ
そしてこちらは別のデザイナーによるNISSAN ZX PROJECT。
これまでのフェアレディZとは大きく異なる雰囲気を持ちますが、Z32の「Tバー」、そしてリアハッチを持つように見え(リアクォーターウインドウも半円状)、Z32へのオマージュと思える部分も。
今のところ次期フェアレディZは「どうなるのか」わからない
なお、上述の通り次期フェアレディZがどんな車になるのか不明。
日産によって「次期フェアレディZは存在する」とコメントされただけでもヨシとすべきなのかもしれません。
ちょっと前までは、次期フェアレディZはスポーツカーから「クロスオーバーになる」という話もあり、最近だと「エレクトリック」「エンジンはメルセデス・ベンツと共同開発」というウワサもありますね。
VIA:Cardesign.ru