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次期GT-R(R36)は2027年まで登場しないだろうという報道。日産「現行GT-Rのプラットフォームは20年改良なしでも通用する」

2019/08/22

| 様々な情報を総合的に考えると、どうやら本当にそうなりそうだ |

NISSAN R35 GT-R NISMO

日産R35GT-Rは2007年に登場しており、すでに齢12年を数えますが、ここ最近、チョコチョコとモデルチェンジのウワサが聞こえてくることに。
ただしいずれも具体性を帯びたものではなく、「結局のところ何も決まってないのでは」と思わせるものばかりとなっています。

そして今回、 Motoring が伝えたのはなんと「次期GT-Rが登場するのは、早くても2027年」。

ニスモビジネスオフィス兼第一商品企画部に所属する日産GT-Rチーフ・プロダクト・スペシャリスト田村宏志氏によると、「現行GT-Rのプラットフォームは20年は大きな変更を加えずとも通用する」。

つまり2007年の登場から2027年までは「引っ張れる」ということになりますが、ボディ自体は「2017年にリニュアールした」ためにまだまだ外観の新しさもキープできる、と日産は考えている模様。

現在、日産は一部GT-Rオーナーに「次期GT-Rに関する」ヒアリングを行ったとされ、エレクトリックやハイブリッドパワートレインは「誰も求めていない」という判断を行ったとされ、加えて現段階では「いくつか基本的なアイデア」があるのみで、次期GT-Rについては具体的な方向性が定まっておらず、もちろんプロトタイプすら存在しない状態です。

こういった状況を鑑みるに、「2027年まで新型GT-Rは登場しない」ということも十分に理解できますが、さらにこの説の説得力を高めるのが先日の「日産は車種削減に動く」という発表。

日産はとにかくお金がなく、カルロス・ゴーン体制にて利益が改善したかのように見えましたが、実際は販売や営業利益率を改善したというより「コストをカットした」だけで、そのコストとは「車種」にも及び、つまりは売るものがない、話題を呼べる新型車がないという状態に陥っています。

そしてそのような状況が現在の日産の苦境を招いたと考えられ、これをどこかで是正しない限りは(コストダウンばかりだと)これからも「苦しい」ままなのは間違いなさそう。

なお、コンパクトカー、大衆車であれば(クラシックミニやオリジナルのフィアット500、フォルクスワーゲン・ビートルのように)長い間同じプラットフォームを使用することがあるものの、GT-Rのようなハイパフォーマンスカーにて同一プラットフォームをずっと使用する例は非常に少ない(でないと競争に置いて行かれる)、と言えます。

他社の例だと、フォード・マスタングが1979年から1993年まで「フォックス・ボディ」プラットフォームを使用し続けた例があり、かつ、これはちょっとした変更を受けただけで2004年のマスタングにまで用いられ、「都合25年間」使い続けられている、とのこと。

VIA: Motoring

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