| ただしこれが実現する可能性は限りなくゼロに近い |
先日は「ミドシップ化されたトヨタ・スープラ(80)を紹介しましたが、今回は「ミドシップ化された日産GT-R 50 by イタルデザイン」。
たんなるGT-RではなくGT-R50というところがミソですが、これがなかなかに格好いい仕上がりとなっています。
このGT-R 50 by イタルデザインは、「R35 GT-Rに何の制限もなかったら、こんなクルマになっていただろう」という理想形を日産がデザインし、イタルデザインが製造したもの。
作成したのはレンダリングアーティストのラインPrisk氏、ベースとなるのはGT-R NISMOで、内外装がフルオリジナルへとカスタムされるほか、エンジンも720馬力へとパワーアップしています。
なお限定台数は50台、その価格は1億2000万円、と発表されていますね。
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ちょっ弄っただけでここまで変わるとは
ちなみにこちらがモトとなった日産による公式画像。
今回公開されているレンダリングでは、これを幅広に、さらに低く調整し、リアフェンダー前に大きなエアインテークを追加。
さらにCピラーは「ヒドゥンピラー」形状を持っていることがわかります。
車高は極端に落とされ、超扁平タイヤを装着していますが、ホイールはブガッティ「ラ・ヴォワチュール・ノワール」風ですね。
新型コルベットのように、次期GT-Rも「ミドショップ化」してほしいなあとは思うものの、それはちょっと難しいのかも。
現在次期GT-Rについては「有力オーナーにヒアリングを開始した」段階だとされており、今のところは「ほぼ白紙」状態だと思われます。
日産上層部としてはブランディングも兼ねてエレクトリック化を行いたいようで、しかし日産のエンジニアはその重量を気にしてハイブリッド化には乗り気ではなく、なによりGT-Rのオーナーがエレクトリック化に賛成とは言い難い模様。
次期日産日産GT-Rの将来は不透明?GT-R開発責任者すら「どうなるかわからない」状況にて、まずはオーナーに対して調査を開始した模様
そういった経緯もあってか、日産はもしかすると現行GT-Rを2027年あたりまで延命させる可能性があり、つまりその頃に「新型」としてピュアエレクトリックGT-Rを発売するのかもしれません。
この時分(2027年)になると、エレクトリック化に反対するのもナンセンスな時代になっていると思われ、なによりも次世代バッテリー(ソリッドステートバッテリー)が実用化されている可能性も高そうです。
次期GT-R(R36)は2027年まで登場しないだろうという報道。日産「現行GT-Rのプラットフォームは20年改良なしでも通用する」
その他にはこんなレンダリングも公開に
そして「ミドシップ版GT-R」を夢見るのはRain Prisk氏だけではないようで、そのほかにJB CarsもR35 GT-Rをベースにした”ミドシップ”GT-Rのレンダリングを公開。
もしも日産GT-Rがミドシップになったら?というレンダリング。なぜミドシップが「いい」のか、そして日産はミドシップカーを作らないだろうと考える理由
Rain prisk氏は「エンジンレイアウト」を変更したレンダリングを多数公開していて、こちらはマクラーレンGTをミドシップからフロントエンジンに、そしてシューティングブレーク(ワゴン)へと変更したレンダリング。
992世代のポルシェ911”GT1”。
リアエンジンからミドシップへと変更されています。
ブガッティ・ディーヴォをフロントエンジンへ。
こちらは日本限定のフェラーリ「J50」をベースにしたフェラーリのコンセプトカー。
VIA: Rain Prisk