>日産/インフィニティ(Infiniti)

日産R35 GT-Rが豪州にて販売終了!発表されたばかりのGT-R T-Specは事実上「最後のGT-R」に。なお、今年は19台しか売れていないにもかかわらずT-Specの割当は50台

2021/09/15

日産R35 GT-Rが豪州にて販売終了!発表されたばかりのGT-R T-Specは事実上「最後のGT-R」に。なお、今年は19台しか売れていないにもかかわらずT-Specの割当は50台

| オーストラリアでは、すでにホンダNSXも販売終了 |

規制開始前の駆け込みのため、日本よりも早くT-Specの納車がなされそうだ

さて、日産は「2022年モデルのGT-R」を発表したところですが、残念なことにオーストラリアでは2021年10月31日をもってGT-Rの販売が終了する、とのこと。

その理由としては「新しい衝突安全基準に対応できないから」だそうで、報道によれば「2017年11月以前に発売された車両には、より厳しい側面衝突試験規制(ADR 85)が11月1日から施行される」ことになり、現地で2009年4月に発表されたGT-Rもその例に漏れず、そして日産はこの新しい基準を満たすためにGT-Rを改良する意向はないため、惜しくもそのまま販売終了となるようです。

日産が2022年モデルのGT-R発表!100台限定、ボディカラーにR34 GT-Rの外板色をイメージした「ミッドナイトパープル」「ミレニアムジェイド」を持つ「T-Spec」が追加
日産が2022年モデルのGT-R発表!100台限定、ボディカラーにR34 GT-Rの外板色をイメージした「ミッドナイトパープル」「ミレニアムジェイド」を持つ「T-Spec」が追加

| GT-R T-Specは走りに特化した仕様を持つ価値の高いモデル | そろそろGT-Rの販売も終了される可能性もあり、今回のT-Specは高い人気を集めそうだ さて、日産が予告通り2022年モデル ...

続きを見る

R35 GT-R Tspecはオーストラリアでは「最後のGT-R」に

なお、今回日産は2022年モデルの年度改良にあわせて「GT-Rプレミアムエディション T-Spec」「GT-R トラックエディション・エンジニアード・バイ・ニスモ T-Spec」という2つのT-Specを限定モデルとして発売していますが、オーストラリアではこれが事実上の「最後のGT-R」となる模様。

日本においては9月15日から購入の申込みが受け付けられ(抽選販売)、発売(納車)は10月下旬からだとされていますが、オーストラリアで販売するためには10月31日までに輸入しないといけないので、日産は急いでオーストラリア分を出荷しないといけないのかもしれません。

オーストラリアではR35 GT-Rは50台限定

日本では「合計100台限定」にて販売される「GT-Rプレミアムエディション T-Spec」「GT-R トラックエディション・エディション・エンジニアード・バイ・ニスモT-Spec」ではあるものの、オーストラリアでは合計50台が販売されるといい、これはちょっと「?」な数字。

というのも今年の1月〜8月末までに販売されたGT-Rはわずか19台のみだと報じられているので、となるとこの50台は完全にオーバーキャパなんじゃないかと思うわけですね(限定ということで人気化する可能性もありそうですが)。

ちなみにオーストラリアでは「ハイパフォーマンスセダン」「ハイパフォーマンスSUV」の人気は高いというものの、「スポーツカー」はあまり売れないといい、NSXは「あまりに売れず」生産終了をまたずに撤退しています。

それを考えるとやっぱり50台というのはちょっと「多すぎ」かもしれませんね。

豪にてホンダNSX販売終了!2019年の登録はわずか3台、2020年はなんとゼロ。惨憺たる結果を受けて

| いくらなんでも「ゼロ」とは思わなかった | ホンダNSXがオーストラリア市場から撤退というニュース。これは正式にホンダのオーストラリア法人がコメントしたもので、2019年にはわずか3台、2020年 ...

続きを見る

次期GT-Rがどうなるのかは「未定」

なお、現行R35 GT-Rは登場から14年が経過していますが、2023年までは現行モデルが継続されるという説があり、しかし一方では2027年説も。

さらには2019年に「もうじき次期GT-Rの情報を公開」というウワサが流れたもののなんら発表はなく、よって日産内部でもその方向性が二転三転しているのかもしれません。

ただ、先日新型フェアレディZが発表されたばかりということを考慮すると「(日産の持つリソースを考慮するに)数年内に新型GT-Rが発表されることはない」とも考えられ、もし「ある」としても新型フェアレディZ同様、メカニズムはほぼそのまま、しかし外装を変更することで目新しさを出したクルマとなるのかもしれません。

新型日産フェアレディZの北米価格はスープラが霞む3万9995ドル(440万円)?形式はZ34のまま、実質的にはフルモデルチェンジではなく「数字と見た目を変えただけのマイチェン」で低価格を実現か
新型日産フェアレディZの北米価格はスープラが霞む3万9995ドル(440万円)?形式はZ34のまま、実質的にはフルモデルチェンジではなく「数字と見た目を変えただけのマイチェン」で低価格を実現か

| だとしても、この価格とこのスペックを実現した日産には拍手を送りたい | おそらくGRスープラは販売をさらに落とし、値下げを迫られることになりそうだ さて、日産は新型フェアレディZ(正確に言うと北米 ...

続きを見る

合わせて読みたい、次期日産GT-R関連投稿

NISSAN R35 GT-R NISMO
次期GT-R(R36)は2027年まで登場しないだろうという報道。日産「現行GT-Rのプラットフォームは20年改良なしでも通用する」

| 様々な情報を総合的に考えると、どうやら本当にそうなりそうだ | 日産R35GT-Rは2007年に登場しており、すでに齢12年を数えますが、ここ最近、チョコチョコとモデルチェンジのウワサが聞こえてく ...

続きを見る

日産トップがついに次期GT-Rについて言及!「新型GT-Rは2023年登場、パフォーマンス追求型ハイブリッド」。続報を待て!

| 最近の報道では、「2027年まで現行モデルが販売される」ということだったが | 現行モデルの日産GT-R(R35)は2007年に登場していますが、現在に至るまで同じプラットフォームとエンジン、ドラ ...

続きを見る

やはり次期日産GT-Rの発売は望み薄?開発責任者が「会社側が行動を起こさないので何もできない」という趣旨の発言

| 私はGT-Rというオーケストラの指揮者だが、オーケストラの奏者がいない | 日産はオーストラリアにて「GT-R 50thアニバーサリー・エディション」そして同じくフェアレディZの50周年記念モデル ...

続きを見る

参照:Drive 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->日産/インフィニティ(Infiniti)
-, , , , ,