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まるで未来のGT-R。日産がハイパーコンセプトのラスボス「ハイパーフォース」公開。プラズマアクチュエーター、変形コクピットなどSF感満載【動画】

まるで未来のGT-R。日産がハイパーコンセプトのラスボス「ハイパーフォース」公開。プラズマアクチュエーター、変形コクピットなどSF感満載

| このハイパーフォースに採用されるデザインやデバイスのいくつかは「次期GT-R」に採用されることになるのかもしれない |

ここ最近の日産はずいぶん思い切ったデザインチャレンジ(ただしコンセプトカーのみ)を行っている

さて、日産がジャパンモビリティショー2023に出展するピュアエレクトリックコンセプトカー「ハイパーフォース」を公開。

これは今までに発表された4台の「ハイパー」シリーズのトリを飾るクルマであり、見ての通り強くR35 GT-Rにインスパイアされたスタイリングを持っていますが、このハイパーフォースの公開に際し、日産の社長兼CEOである内田誠氏は以下のようにコメントしています。

今回発表した「ニッサン ハイパーフォース」をはじめとする5台のコンセプトカーは、創立時から受け継ぐ「他のやらぬことをやる」という精神を体現し、日産が目指す未来を象徴しています。日産はモビリティの枠を超えたEVのイノベーションを推進し、お客さまの夢や情熱に決して妥協することなく、よりクリーンで安全でインクルーシブな世界を実現することを目指しています。私たちはこれからも、すべての人がワクワクするモビリティで楽しむことができる未来を、イノベーションの力で皆さんとともに創造していきます。

NISSAN
Nissan-Hyper-Force-Concept (12)

日産「ハイパーフォース」はこんなクルマ

日産ハイパーフォースの目指すところは明確であり、それは「究極のドライビングプレジャーを実現すること」。

そのために「最適な重量バランスにて配置された全固体電池(ソリッドステートバッテリー)」はじめ高出力エレクトリックモーター(最大出力1,000kW)、日産が得意とする4輪駆動システム「e-4ORCE」、カーボンファイバーを多用した軽量な車体、強烈なダウンフォースを生み出すエアロパッケージなどを採用することに。

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パフォーマンスに関する数値は公開されていないものの、日産によれば「今までのスポーツカーとは異なるレベルのコーナリング性能と操作性」を持つとされ、日産はこのハイパーフォースにおいて、パフォーマンスの他にも扱いやすさ(日常での快適性)や高い環境性能を追求したことにも言及しています。

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車体デザインは上述の通りR35GT-Rを強く想起させるもので、低くワイド、そして直線と曲線、そして日産が一連の「ハイパー」コンセプトにて多用している幾何学パターンを組み合わせていることも大きな(デザイン上の)特徴。

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フロント(グリル内にはGT-Rっぽいバッジが発光)、キャビン、リアフェンダー、ウイング、テールランプ等にGT-Rの影響を見て取ることができますね。

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一見すると非現実的にも見えますが、日産はこのエアロパッケージについてはNISMOと共同にて開発を行ったといい、とくに「フロントの二段に分かれた像高」は強力なダウンフォースを生み出すことに。

フロントカナード、フロントフェンダーフリップのほか、フロントにはアクティブエアロが内蔵されています(カナードなどは出たり引っ込んだりするようだ)。

ホイールは見ての通り(鍛造/フォージド)カーボン製で、これはブレーキシステムの冷却性能を向上させ、ホディ側面の整流効果を高める、と説明されています。

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一方でリアだとフェンダー上の整流板、そして日産初の「ダブルディフューザー」、やはりアクティブエアロも。

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ちょっと面白いのは「新開発のプラズマアクチュエーター」によってエアの剥離を促進していることで(これを使用しなくてもすごく空気が剥離しそうなボディパネルを持っている)、これを作動させることでコーナリング時には内側に位置するタイヤのリフトを抑えてグリップを最大化できるのだそう。

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巨大なドアは「バタフライ」開閉(フロア構造がなかなかにユニーク)。

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テールランプはボディパネルとツライチとなったスリットの奥に隠れていますが、ここ最近の日産は「フラッシュサーフェス」を好むようですね。

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日産「ハイパーフォース」はこんなインテリアを持っている

この日産ハイパーフォースにはスパルタンなR(レーシング)モード、そして快適志向のGT(グランドツーリング)モードが内蔵されており、インテリア内の発光色はモードに合わせて変化するうえ、インテリア構成パーツの位置や構造もドライブモードに合わせて変化します。

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たとえばRモードではもちろんレッドにインテリア全体が光り、さらには計器類がドライバーに向かってせり出すことで「操作しやすい」環境に。

画面表示は「タイヤ温度、空気圧、ブレーキローターの温度、駆動力配分」といったサーキット走行に必要な情報を4分割画面にてドライバーへと(リアルタイムで)伝えるという親切設計。

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加えてサスペンションやスタビライザーは走行中でも(これらの画面を通じ)調整できるようになっている、とアナウンスされています。

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GTモードでは全体がブルーに発光し、ステアリングホイール周りの4分割画面が統合され、エアコンやオーディオなど快適性やエンターテイメントに関わる情報を提供するそうですが、計器類に表示されるグラフィカルユーザーインターフェース=GUIはポリフォニー・デジタルとの共同にて開発されたデザインを持つのだそう。

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このほか、停車中でも車両を「ドライビングシミュレーター」として使用できるVRヘルメットも用意され、このハイパーフォースは「リアルでもバーチャルでも」楽しめるというわけですが、このVRヘルメットは実際に走行する際にも使用でき、この場合はシールド内に対戦相手やプロドライバーなど「ゴースト」を表示させることができ、ゲーム性を高めたり、自身のスキルを磨くために活用することが可能です。

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ニッサン ハイパーフォースを紹介する動画はこちら

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参照:NISSAN

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