スバルが待望の「BRZ STI Sport（3,531,600円～）」発表。操舵応答性の向上を狙ったハンドリングマシン

予告されていたSUBARU BRZ "STI " Sportがついに発表。限定バージョンも登場

スバルがBRZに「STI Sport」を追加。
エンジンは2リッターで自然吸気、出力は207馬力（期待されたターボ追加はなかった）。
トランスミッションはAT/MTが用意され、価格はそれぞれ3,591,000円/3,531,600円となります。
※「GT」グレードが3,375,000円/3,315,600円であることを考えると、かなりお買い得と言える

スバルによると、BRZ STI Sportの概要は下記の通り。

「操縦性」に重点をおいたチューニングが施されている

出力こそは他グレードと同じ207馬力ですが、BRZ STI Sport専用装備が多数奢られており、ざっと見てみると「215/40R18ハイパフォーマンスタイヤ&18インチアルミホイール（ブラック塗装）」「専用チューニング SACHS（ザックス）ダンパー（ZF製）&コイルスプリング」「STI製フレキシブルVバー」「STI製フレキシブルドロースティフナーフロント」「アルカンターラ／本2シート（ブラック／ボルドー、フロントシートヒーター付）」「ドアトリム（赤ステッチ）」「ステンレス製サイドシルプレート（アシストパッド付、STIロゴ入り）」「専用エクステリア［フロントバンパー、STIエンブレム（フロント&リヤ）、BRZエンブレム（ブラック）］」「フロントフェンダーガーニッシュ（STIロゴ入り）」といったところ。

いたずらに高出力を求めるのではなく、あくまでも「意のままに操る」「気持ちのよい走り」を目指したものと思われ、スバルもこれについては「STIによる専用チューニングを施したSACHSダンパー(ZF製)及びコイルスプリングを採用することで、操舵応答性を向上させるとともにロールを抑え、しなやかで安定性の高い走りを実現」と述べています。

BRZはトヨタ86ともども、現在選べるスポーツカーにおいてはかなり「純度の高い」車。
ステアリング、ブレーキ、アクセル操作すべてがしっかり連動した車ですが、今回のSTI Sportはステアリングのレベルが一段階引き上がられている、と考えて良さそうです。

なおハンドリング強化型BRZといえば「BRZ ts」が過去に設定されていましたが（アメリカでは今年6月にも販売）、これは2013年に500台、2015年に300台が販売されたもの（2015年モデルだとMTで399万円とかなり高価）。※こちらもチューニングはSTI
こちらのサスペンションはザックスではなくビルシュタイン製ではあったものの、BRZ tsの価格を考慮しても、やはり今回の「BRZ STI」はかなりお買い得かもしれません。

BRZ tsとBRZ STIとの差異については、スバルいわく「内装の質感を高めたのがSTI」とのことで、tsはハードコア、STIは上質、というところになりそう。

今回、BRZ STIを発売するにあたり、スバルは「STI SportクールグレーカーキEdition」を限定にて100台販売するとしており、こちらは相当な人気となることが予想されます。

SUBARU BRZ STI Sportの主な特別装備はこうなっている