| 実際は物語というほど大げさなものではないが、カスタムは自己満足が得られればそれでいい |
とにかく、一人の男の情熱をバカにすることはできない
さて、世の中には本当に様々なカスタムカーが存在し、走行性能のみを突き詰めたものもあれば、見た目だけに特化するクルマもあり、そしてさらに「自分の世界をとことん追求した」カスタムカーも。
今回紹介するのはハワイのオーナーさんが魔改造してしまったスバルBRZですが、見ての通りの「超シャコタンとハの字(おまけに竹ヤリ)」。
スバルBRZというと、近年のスポーツカーの中ではもっともハンドリングが優れると言われ、しかしハンドリングとは対極にあるカスタムを施してしまったことに眉をひそめる人も多いかもしれません。
回転半径はトレーラー並み
ただ、カスタムそのものは人好き好きの問題なので、他人のカスタムを否定する必要はなく、ただ単にぼくらはそういったカスタムを見て楽しめばそれでいい、とも考えているわけですね。
ちなみにこちらがこのスバルBRZのオーナーの「AQILLA(アキラ?)」さん。
いかにもハワイっぽい人です。
アキラさんはこのスバルBRZをカスタムするにあたり、日本のカスタム文化からインスピレーションを得たと語っていて、それはもちろん暴走族スタイルの「シャコタン」「ハの字(鬼キャン)」「竹ヤリ」。
最近は「シャコタン」「ハの字(鬼キャン)」「竹ヤリ」を取り入れる海外のカスタムカーも多いのですが、もしかするとそういったオーナーは「日本へ行くと、そういったカスタムのクルマがたくさん走っている」と考えているのかもしれず、しかし忍者やサムライ同様、それらを目にすることは難しく、よって日本に来たら「なんてこった・・・」となるのかもしれません。
ちなみにホイールはフロント12インチ、リア13インチで、見た目のとおり「超鬼キャン」。
そしてこの鬼キャンを生み出すのは特性のロワーアーム。
竹ヤリはこんな感じで・・・。
もちろん特製(かなりクオリティが高い)。
なお、アキラさん本人も認めている通り、乗り心地は絶望的で、というのもサスペンションはエアサスではなく、しかしサスペンションがストロークするとオーバーフェンダーを破壊してしまうために「ストロークしないよう」にコイルではなく”パック”を使用しているのだそう(硬いブッシュのようなもの?)。
さらにはタイヤがフェンダーと干渉するという理由にて「ステアリングホイールを半回転ほどしか回せず」、よって回転半径がトレーラー並みに大きいのだとか(リヤバンパーには、このクルマはカーブで大回りすると書かれたステッカーが貼ってある)。
ちなみに地面と設置しているのはタイヤのサイドウォールとトレッドとの「角」だけなのでグリップが非常に低いらしく、アキラさんいわく「雨の日に乗ったら面白いことになりそうだ」。※いつバーストするかわからないので怖い
鬼キャン仕様のスバルBRZのインテリアはこうなっている
そしてこちらが鬼キャン仕様のスバルBRZのインテリア。
ある意味ではエクステリアに負けない過激さを持っているようですね。
ダッシュボードはパープル、シフトレバーはエヴァンゲリオンっぽいカラーのノブに交換され、シフトノブはなんとグッチ。
カーペットはパープルのキルティング仕様へと変更され、思いのほか手が入っているもよう。
ステアリングホイールはドラゴン柄(どこにこんなモノが売ってるんだ・・・)。
そしてメーターパネル内に挟まっている写真が何なのかなど、ツッコミどころが満載のインテリアでもありますね。
なお、アキラさんはこういった改造を行った理由について「ただ、オレは注目を浴びたかったんだ・・・」と素直に語っており、しかし自己満足のために走行性能を犠牲にしたという理由で”逆に”嫌われることになった、とも。
ただしアキラさんはその改造の内容については満足しているとも語り、目立つためだけに「1000時間以上もかけた」ということについては敬意を払わずには居られません(1960年代くらいのローライダーも同じような下心から始まったのだと思う)。
アキラさんがカスタムした超絶鬼キャンなスバルBRZを紹介する動画はこちら
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