下回りにボリュームを持たせるのは日本のカスタムシーンからの影響?
アメリカのチューナー、オート・チューンド(Auto Tuned)が、トヨタGRスープラのカスタム&チューンを公開。
オーバーフェンダーの装着こそないものの、フロントアンダー、サイドアンダー、リアアンダーに大きなエアロパーツを装着し、トドメはリアの巨大ウイング。
なお、SEMA(ラスベガスにて開催されるアフターマーケットパーツのショー)の開催が近いということで各チューナーやショップが現在総力をあげてスープラをカスタムしているという状況ですが、今回のオート・チューンドもその一台ということになりそうです。
ローダウンにホイール交換でバランスを取る
やはりもっとも目を引くのはこのリアウイング。
高さ、幅ともにこれまで公開されているチューンド・スープラの中では「最大」クラスで、そのステーのゴツさも特筆モノ。
もちろん車高もガツンと落とされ、タイヤとホイールもツライチに。
こちらはエアロパーツ装着前のスープラたち。
手前はノンエアロといえど車高が落とされており、ホイールもすでに交換済み。
奥のスープラは北米市場限定の「ローンチ・エディション」ですが、こちらも車高が落とされ、手前の「スポーク」とは異なって「メッシュ」ホイールが装着されています。
オートチューンドでは日本車のチューンを得意としているようで、スープラのほか、86やフェアレディZの姿も。
いずれもオーバーフェンダーはなく、しかし車高ダウンにちょっとしたエアロパーツという、「比較的敷居の低い」カスタム例を示してくれているようですね。
こちらはトヨタ86。
フロントバンパーサイドやサイドシル、サイドアンダーにエアロパーツが装着され、リアウイングも。
こちらはトヨタ・カローラ。
やはりフロントにサイド、リアにはスポイラーが装着されるといった「ライト」な仕様ですが、車高ダウンにホイール交換によって全体のバランスを取っているようですね。
これが「ノーマル車高」や「ノーマルホイール」だと、逆にエアロパーツを装着すればするほど”奇妙に”感じられると思われ、エアロパーツ装着時はホイール交換(ツライチに)、ローダウンは必須だと考えています。
そのほか、SEMAにはこんなスープラも
そして今年のSEMAはまさに「スープラ祭り」となりそうですが、まずはパンデム/ロケットバニー製のエアロパーツ装着のスープラ。
現在まだ「製作中」ですが、完成すればもっともインパクトの強いスープラのうちの一台となりそうです。
そして80スープラ風のエアロパーツを装着したスープラも。
こちらもフロント、サイド、リアまわりにエアロパーツが追加されていますが、こういった手法は、GRスープラ発売時に発表された「TRD」製エアロの影響かも。
というのも、アメリカ市場ではあまりこういった「下回り」にエアロパーツを追加することが一般的ではなく、下回りにボリュームを集めるのは「日本で顕著な」カスタム手法でもあり、スープラが日本車ということを考慮して、またTRDに触発されてのことではないか、と考えるのですね。
こちらは日本のアーティシャンスピリッツ。
オーバーフェンダーが装着されているものの、これは片側10ミリ以内という、(日本での)構造変更申請が不要な範囲に収められています。
VIA:auto.tuned