| トヨタは外観の差別化にコストをかけたくなかったのだと思われる |
さて、トヨタはつい先日北米向けに、そしてちょっと前には欧州向けにGRスープラの4気筒バージョンを追加。
これで「日米欧」にてスープラのラインアップが4気筒と6気筒ということになったわけですが、それらを外観上から見分けるのは非常に困難。
相違としては「ホイール」「ブレーキ」「テールパイプの直径」というところになるものの、一瞬でそれらを判断するのは難しく、よってユーチューバー兼カーデザイナーであるスケッチモンキー氏は「トヨタはもっと4気筒モデルを差別化すべきだった」という持論を展開。
さらには自身の考える「GRスープラの4気筒モデル」をレンダリングとして公開しています。
トヨタはGRスープラの4気筒モデルをこうデザインすべきだった
こちらがGRスープラの6気筒モデル、4気筒モデル、そして北米限定にて投入された「A91エディション」。
前から見るとそれらの判別はまず不可能。
そこでいつもどおりスケッチモンキー氏はレンダリングのベースを用意。
今回公開されたオフィシャルフォトをベースにするようですね。
スケッチモンキー氏が考えたのが、70/80スープラに採用されていた「水平方向」のグリルデザイン。
これをA90スープラにも反映させようということですね。
そして80スープラのフロントサイドインテーク内部に設置されていたルーバーにも着目。
制作の過程は省略し、まず出来てきたのがデザイン1。
けっこうアグレッシブでいいんじゃないかと思います。
そして今度はデザイン2。
フロントバンパー下部のスポイラーがすっきりバージョンに。
エントリーモデルらしいデザインですね。
こちらはデザイン3。
フロントバンパーの上面が延長され、グリルが天地に短くなっています。
ちょっとノッペリした印象がありますね。
トヨタGRスープラのデザインはFT-1から
なお、GRスープラのデザインはもともとFT-1に端を発していますが、このノーズはF1マシンがモチーフ。
トヨタはF1に2009年まで参戦していますが、FT-1の発表はF1撤退後となっています。
よって直接FT-1とF1とを結びつけるものはないはずですが、もしかすると何らかの形で再びF1に係る計画が合ったのかもしれません。
このFT-1はもともと「新型スープラ」として考えられたものなのか別のモデルなのかは不明ですが、ぼくとしては後者だったんじゃないかと推測。
なんらかの事情によってFT-1計画が消え、それによってFT-1のデザインをサルベージしたんじゃないかと考えているわけですね。
となると、FT-1はもともと「スープラとは無関係」ということになり、70スープラ、80スープラとのデザイン的共通性がないのは当然なのかもしれません。
VIA: TheSketchMonkey