| 実のところ、トム・ハンクスとクルマのカスタムはイメージ的に直結しないが |
しかしこのカスタム内容を見る限り、かなりの手練だといっていい
さて、オークションハウス「ボナムズ」が開催する競売にて、トム・ハンクスが所有するトヨタ・ランドクルーザー(FJ40)が登場予定。
トム・ハンクスとクルマとはあまり接点がないようにも思われるものの、これまでにはフィアット126Pをカスタムしたと報じられたことも(画像は該当のフィアット126Pとは別のクルマで、町中で見かけた他人の車両を気に入り、”新しいクルマを買った”として投稿したもの。察するにレトロな雰囲気を持つクルマが好きなようだ)。
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このFJ40はトム・ハンクスの要望によってカスタムされる
よって、こういった事例を見るに「けっこうなマニア」である可能性も高く、そして今回のFJ40も他ならぬトム・ハンクス自身が「パフォーマンスを念頭に置いて」カスタムしたものだと紹介されており、様々な改造がなされています。
まずエンジンについてだと、もともとの直6からGM製L35 4.3リッターV6へとコンバートされ、クリーンなイメージがあるトム・ハンクスらしくカリフォルニア州自動車修理局の認証を受け、ボンネットの下にBAR検査ラベルが貼られている、とのこと( カリフォルニア州のスモッグ規制に適合しており、カリフォルニア州の車として合法的に走行できる )。
なお、このランドクルーザーの車高は「ノーマル」だそうですが、エミュー社製のショックとワーン社製のハブで強化されており、パワーステアリングとブースターつきブレーキが装備され、タイヤはトーヨー製オープンカントリー(スペアタイヤともども31 x 10.50 R 15LT)へ。
今回インテリアの画像はないものの、エアコンに加えて、ポルシェ製のパワーアジャスタブルバケットシートを採用しているほか、ソニー製のシンプルなラジオとスピーカーが装備されることに。
おそらくはボディも再ペイントされているものと思われ、美しいグリーンにアイボリーのアクセント、そしてホイールはクローム。
とくにこのクロームのホイールは(ランクルには)珍しく、なかなかにいい味を出していると思います。
今回なぜこのランドクルーザーを手放すことにしたのかはわかりませんが、ボナムズの公開した写真には本人も写っていたり、車両にはサインも入っているというので、かなり愛着があった一台なのでしょうね。
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参照:bonhams