| 内外装の統一感、エンブレム、そしてシートベルトにまでこだわった究極のカスタム |
ウインドウを除くと手が入っていないパーツはないんじゃないだろうか
さて、つい先日は中東の「鷹匠(たかじょう)用」にカスタムされたレクサスLXを紹介してくれた現地カーメディア「アラブGT」ですが、今回はなんと6輪化されたトヨタ・ランドクルーザー(LC200) を動画にて公開。
このランドクルーザーは、イラクを拠点に活動する改造愛好家、フセイン・アル・タミミなる人物の手によって製作されたそうですが、単に6輪化しただけではなく、内外装の隅から隅にまで手が入っており、その素晴らしい仕事ぶりを伺うことができます。
6輪ランドクルーザーのエクステリアはこうなっている
そこでまずこの6輪ランドクルーザーの外観から見てみようと思いますが、フロントだとバンパーをカットしてアプローチアングル改善しており、ウインチ(ダブル)やLEDライトバー、作業用ランプ等を取り付け、さらにグリル類をブラックにペイントしてハードな印象に(数年前にドバイを訪れたとき、このブラックグリルは現地でけっこう流行ってた)。
「LAND CRUISER」文字入りのスキッドプレートも装着されています。
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前後フェンダーは拡大され、ホイールとタイヤはエクストリーム仕様に、そしてサスペンションももちろんリフトアップされています(詳細については触れられていない)。
シュノーケルに加えてルーフにはラック、そして延長された車体後部にはベッド(荷台)が設置されています。
なお、荷台の前の方にはエアロ形状を持つロールバーも装着され、これがけっこうな高級感を演出しているもよう。
そして高級感というとこの「電動格納式タラップ(ここにもLAND CRUISERの文字が入る)」。
通常はボディサイドにインテグレートされるものの・・・。
ドアを開くと自動にてタラップがせり出してきますが、ロールバーともども、高いデザイン性を感じさせるところだと思います。
そして「ハードなオフローダー」という側面を持ちつつも、こういったスタイリッシュな演出も忘れないようですね。
中東だけあって光りモノも満載
なお、中東では光りモノが好まれる傾向にありますが、テールゲート(ソフトクロージング機構つきの電動開閉)には「LAND CRUISER」の文字が発行する仕掛け。
テールランプやウインカー(シーケンシャル点灯)はもちろんフルLEDで、ドアのロック・アンロックにあわせてアニメーション表示が展開されます。
フロントに装着されたライト類を点灯するとこう。
これくらいの光量がないと夜の砂漠を走れないのかもしれません。
ちなみに6輪駆動ではなく4輪駆動となっていて、つまり「最後尾の2輪には駆動力が配分されない」のだそう。
テールゲートにはオリジナルエンブレム、そして反対側には「VIP」のバッジも装着されます。
6輪ランドクルーザーのインテリアはこうなっている
そしてこちらは6輪ランドクルーザーのインテリア。
マンソリーっぽいブラウンとブラックのレザーに張り替えられていて、ステッチや「枕(ぼくはこれを好きになれない)」が高級感を演出します。
ステアリングホイールやダッシュボードも張り替えられ、ステアリングホイールにはLEDインジケーターを内蔵し、センターパッドのトヨタエンブレムまでもがブラックにペイントされています。
なお、助手席ダッシュボードにはディスプレイが内蔵。
さらに後部座席用にはエンターテイメントシステムが装着されるなど豪華絢爛といった感じですね。
ちなみにシートベルトにまで刺繍が入るというこだわりよう。
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ドアインナーハンドルまでカスタムされ、ここにも「LAND CRISER」文字。
ルーフライナーにはロールスロイスっぽい「スターライト」。
今までにもいろいろなランドクルーザーのカスタムが公開されてきたものの、この6輪ランドクルーザーはその中でもピカイチと言ってよく、オフロード走行のための機能性向上に加えて高級感のあるスタイリッシュなエクステリアのフィニッシュ、そして内外装の統一感、さらにはエンブレムやシートベルトに至るまでこだわるといった情熱は比類なく、ここまで手間とお金を注ぎ込んだビルダーには脱帽です。
加えてエレクトロニクス面においても考えうる限りのカスタムがなされ、幅広い知識、なにより「どこからでもパーツを探してくる」という飽くなき探究心が生んだ傑作だと言えるかもしれません。
6輪ランドクルーザーを紹介する動画はこちら
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参照:ArabGT.com