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トヨタが新型C-HRを発表。「まんまコンセプトカー」的なルックスで登場、このクルマが路上を走れば他のクルマすべてが古臭く見えることになりそうだ

トヨタが新型C-HRを発表。「まんまコンセプトカー」的なルックスで登場、このクルマが路上を走れば他のクルマすべてが古臭く見えることになりそうだ

| ここ最近のトヨタのデザイン的割り切りっぷりは凄まじい |

新型C-HRはこのコンパクトな車体に20インチタイヤを装備

さて、トヨタが待望の新型C-HRを発表。

C-HR プロローグとして発表されたコンセプトカーに非常に近いデザインを持っており、ディティールこそ異なるものの、全体的な印象は「ほぼ一緒」と言っていいかもしれません。

トヨタが第二世代C-HRを示唆する「C-HRプロローグ」公開!ハンマーヘッドを持ちボディカラーは3トーン、後部ドアのオープナーは意外なところに隠れているようだ
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新型C-HRは欧州で設計・開発される

なお、C-HRの属するコンパクトSUVは欧州が主戦場ではありますが、現在市場は「過密」状態となっており、そのため自動車メーカーにとっては利益を稼ぎにくくなっているとされ、よってアウディは「Q2を撤退させる」と発表済みでもありますね。

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ただしトヨタは撤退よりも徹底抗戦を選び(もともとトヨタはあまり撤退といった戦略を選ばず、可能な限り多くの選択肢を提供するほうを選んでいる)、そこで主戦場たる欧州を拠点として設計・開発されたのがこの新型C-HR。

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新型C-HRを一言で表現すると「エキゾチック」であり、おそらくはそのユーザー層の分析から「後部座席に人を乗せたり、荷物をたくさん載せる」ということがさほどないと判断したのか、車体後部はまるで「クーペ」のような構造を持っています。

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そしてコンパクトな車体に20インチという大きなホイールを押し込んでおり、極端に前後オーバーハングが短く、かつ極限まで薄く作られたヘッドライトにフラッシュマウントされたドアハンドルを与え、さらにはヘッドライトウォッシャーにカメラやセンサーといった「日常的な」パーツをうまく隠すことで「コンセプトカーっぽさ」を維持しています(つまり市販車を連想させる劣化を避けている)。

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ボディサイズは全長4,360ミリ、全幅1,830ミリ、全高1,558ミリなので「短く広く低い」ということになりますが、一方でホイールベースは2,640ミリという(この車格にしては)長めのサイズ。

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トヨタは「レクサスLBX」において、コンパクトカーをよりダイナミックに見せる手法を確立したともコメントしていますが、その手法はこの新型C-HRにも生かされているのかもしれません。

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この「オレンジとブラック」はなかなかに刺激的なカラーだとは思いますが、日本市場においてはこれを選ぶ人は少ないかも。

実際のところ、新型クラウンにおいてもオレンジやツートンカラーを避ける人が多いといい、新型プリウスについてもイメージカラーのイエローを選ぶ人は「わずか」だと報じられているので、C-HRにおいてもこのローンチカラーは「注目を集めることになっても」選択肢としては考慮されない可能性が高いものと思われます。

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全体的に見て「驚異的」とも言えるほどの高いレベルのデザインを持っていますが、それだけ欧州での競争がタフであり、シトロエンやDS、プジョーといったライバルと戦うにはこれくらい「思いきらないと」勝ち残れないということを意味しているのかもしれません。

逆に、非常に高いレベルの「欧州で磨かれた」デザインをもって日本市場へ導入されるとなると、ホンダや日産のクルマが一気に「古臭く」見えるんじゃないかという気もしてきますね(すでに新型クラウンや新型プリウスを見た後に他の国産車を見ると、ちょっと色褪せて見えるという現象がぼくの中で生じている)。

新型トヨタC-HRのディティールはこうなっている

そして新型トヨタC-HRのディテールを見てみると、すでにおなじみとなった「ハンマーヘッド」を持ち・・・。

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ヘッドライトはうまくデイタイムランニングランプと統合されています(スプリット構造とせずにこの薄型ライトを実現したことには驚かされる)。

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リアにはバー状のLEDランプ、そして「TOYOTA C-HR」の文字が発光(バブル期のカリーナEDなどを思い出してしまう)。

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リアのドアハンドルはピラーマウントではなく「ドアスキンマウント」。

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新型トヨタC-HRのインテリアはこうなっている

そしてこちらは新型トヨタC-HRのインテリア。

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12.3インチのフルデジタルメーター、そして同サイズのタッチスクリーンが目に入りますが、上級グレードにはヘッドアップディスプレイ、64色のアンビエント照明、パノラミックルーフ、JBLサウンドシステムが装備される、とアナウンスされています。

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なお、新型C-HRはハイブリッド専用車となり、1.8リッターユニットと2.0リッターのプラグインハイブリッドは前輪駆動のみ、2.0リッターハイブリッドはオプションでAWDも選択可能。

出力だと1.8リッターユニットが140馬力、2.0リッターが198馬力、PHEVが223馬力だと公表されています。

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パフォーマンス面だと1.8リッターハイブリッドパワートレイン搭載車は0−100km/h加速が9.9秒、最高速度は170km/h。

FFの2.0リッターモデルは0−100kmh加速8.1秒、AWDモデルでは7.9秒というスペックを持ち、2.0リッターハイブリッドモデルはどちらも最高速180km/hというスペックです。

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PHEVについては0−100km/h加速7.4秒、最高速は180 km/h、そしてバッテリーのみでは66kmの走行が可能である、とのこと。

欧州ではすでにオンライン経由での予約を受け付けており、まずはGRスポーツ・プレミア・エディション、ハイ・プレミア・エディションを選べるようですね。

参照:Toyota

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