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トヨタの2023年における販売がはじめて1000万台を超える可能性が浮上。なお国内生産/販売は11ヶ月連続で前年超え、さらに11月は単月で過去最高を記録

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| 11月と同じペースで生産と販売がなされるのであれば、1,000万台超えは間違いないだろう |

まさか「批判の的だった」トヨタが2023年の勝者になろうとは

さて、トヨタ(レクサス含む)が2023年11月までの生産と販売状況を公開し、これによると「923万台を生産し、936万台を販売した」ことが明らかに。

なお、11月は生産が非常に好調であり、日本国内生産は314,917台、海外生産は611,656台、そして合計は926,573台(販売だと905,066台)を記録していて、海外生産が好調であったのは主に北米と欧州における需要が旺盛であったため。

ちなみに夏以降あたりから「EVに対する消費者の関心が薄れている」と報じられ、かわりに伸びているのがハイブリッドとPHEVの販売だと言われます。

つまり現在はトヨタにとっての「追い風」であり、このトレンドに乗るべく(かつてEVを重視していた)いくつかの自動車メーカーも「ハイブリッドとPHEVを強化する」と発表したのは記憶に新しいところでもありますね。

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トヨタは2023年に「1,000万台」の大台を突破するだろう

「1-11月までで923万台の生産と936万台の販売がなされ、11月には926,573台の生産がなされた」ということは、11月のペースをもって12月の生産が行われた場合、単純計算として「生産1,000万台」を超えることになり、これはもちろん過去最高である2019年の971万4253台を抜くこととなって”新記録達成”。

参考までに2021年には961万5157台、2022年には956万7184台を販売していますが、トヨタにとっての悲願がこの2023年、ついに達成されることになるのかもしれません。

なお、2023年11月の販売は上述の通り90万5066台となっていて、これは前年同月比で13.6%増という数字であり、単月では「過去最高」。

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さらに言うなれば、トヨタはワールドワイドにおける販売だと10ヶ月連続で前年比を超えており、日本国内だと今回発表された11月を含めると11ヶ月連続で生産と販売について前年比超えとなっていて、もしかすると「12ヶ月連続で(国内)生産と販売が前年を上回る」というおまけ付きでの1,000万台達成となるのかも。

欧米の工場は12月のクリスマスシーズンには生産が(作業員の多くが休暇を取るので)落ち込むことになるかと思いますが、もちろんその間であっても多少なりとも生産が行われることになり、かつ(世界的に)需要の強いシーズンでもあるため、おそらくトヨタは「なんとしても」1,000万台の大台を狙ってくるんじゃないかと考えています。

一時期、トヨタには厳しい批判が集まっていたが

トヨタに対しては環境団体、そしてトヨタの株主からも「EVシフトへの出遅れ」を強く批判されていた時期があったものの、豊田章男社長(当時)はそれでもマルチパワートレーン戦略を貫き、「そもそも顧客はEVを求めていない」という姿勢を堅持していましたが、ここへきてその信念の正しさが証明されることになり、そしてEVシフトを強力に進めてきたライバルたち(とくにフォルクスワーゲン)との販売台数の差は気になるところ。

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年が明けて数週間もすればその結果が明確な数字となって現れるものと思われますが、そこからの各社の動きにも注目が集まり、2024年は自動車業界にとって「さらなる激変の年」「戦略によって明暗がくっきり分かれる年」となりそうですね。

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参照:TOYOTA

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