Image:Arctic Trucks
| ただし現在注文可能なのは北米、欧州、中東、アフリカのみ |
タフなランクル250が「さらにタフ」に
さて、北米ではランドクルーザー250が高い評価を受け人気を博していますが、(レクサスGXともども)時折聞かれるのが「タイヤがプア」。
これは「巨大なタイヤを装着したオフローダーが多い」北米ならではの意見だと思われるものの、そういった向きも納得の「ディーラーカスタム」によるランクル250が登場しています。
その名も「ランドクルーザー AT37」
この「ディーラーカスタム」によるランクル250は「ランドクルーザー AT37」と命名され、「AT」とはこのカスタムを手掛けたオフロード車のチューニング専門会社「アークティック・トラックス」を意味します。
果たして、同社が生み出した究極のオフロードマシンがこのランクル AT37であり、どんな場所でも走破できる本格派のアドベンチャーマシンでもあるわけですね。
ちなみにこのアークティック・トラックスはアメリカではなくアイスランドの会社で、しかしこれまでにもランクル300含む様々なトヨタ製オフローダーのカスタムを行っていて、今回もまた純正品質のフィット感と仕上がりを維持しつつ、トヨタ工場出荷時をはるかに超える走破性能を与えることに成功しています。
Image:Arctic Trucks
なお「37」という部分は装着されるタイヤのサイズ(37インチ)を表していて、このタイヤは用途に応じてBFGoodrich All-Terrain T/A KO3 または Mud-Terrain T/A KM3のいずれかを選べるのだそう。
レトロなデザインのホイールは軽量かつ高強度を誇り、デュアルバルブ設計によってオフロード走行時の空気圧調整が容易になります。
そのほか、紹介されている改良点は以下の通り。
- 地上高が約1.6インチ増加し、悪路走破性を強化
- ダカール・ラリー優勝チームと、R53 Suspension製のダンパーを装着
- 大型ショックアブソーバーにより長時間の走行でも安定性を維持
- 新しいスプリング&ハイドロリック・バンプストップを追加
- セントラル・タイヤ・インフレーション・システム(CTIS)搭載
- 新設計のマッドガードにサイドステップ装着
- 新型トゥヒッチ装備
さらにはこの37インチタイヤに対応すべく、アークティック・トラックスではフレームとボディを再設計し、ボディだと見ての通りの(タイヤの迫力に負けない)超オーバーフェンダーを装備します。
Image:Arctic Trucks
なお、驚くべきことに、このランドクルーザーAT37は「北米単体のディーラー企画モノ」ではなく、現時点では「ヨーロッパ、中東、アフリカ」でも購入できるといい、つまりはトヨタ本社が「噛んだ」カスタムカーということになりそうですね。
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