| カシオは当時の仕様を徹底的に解析、アップデートを除くと完全に当時のモデルを再現 |
機能だけではなく「思想」までもアップデートしたところがカシオらしい
さて、カシオが「カシオ初の腕時計にして、デジタル式腕時計ではじめてオートカレンダーを搭載した腕時計」でもあるカシオトロンQW02の復刻モデル、「TRN-50」を63,800円、4,000本限定にて発売する、とアナウンス。
これはカシオの腕時計事業40周年記念として企画されたもので、しかし単なる復刻版にとどまらず、カシオが当時かかげた「完全自動腕時計」というコンセプトを追求すべく、電波受信機能やモバイルリンク機能、ソーラーパワー駆動といった”最新”そしてカシオが誇る機能を盛り込み、完全無欠の領域にまでその機能・性能を高めた一本です。
そのデザインは「カシオトロンQW02」を忠実に再現
カシオトロンQW02は1974年11月に発売されていますが、カレンダー、曜日を「完全に自動で」あらわすべくオートカレンダーを搭載したモデルであり、これは当時としては「非常に画期的」な機能であったのだそう。
そして今回カシオトロンQW02を再現するに際しては、この「初代」を徹底的に検証し、ダイヤルや”CASIOTRON”ロゴのフォント、さらにはケースやバンドのサイズに至るまで正確に再現したといい(ケース外径は当時と同じ39.1mm、ただし厚さは0.3mm薄くなっているが、表示される情報が増えたため液晶はやや大きくなっている)、しかし50年分の進化を反映して高い視認性を誇るSTN液晶、タフソーラー、モバイルリンク機能、世界6局の電波受信機能などを備え、初代の思想をさらに強化することに。
ベゼル内側の挽目加工、鏡面加工が施されたサイドも当時と同じだとされ、ヘアラインそしてポリッシュを使い分けたバンドも当時と同様です。
なお、裏蓋には当時と同じモチーフが刻印され、さらには限定モデルであることを示すシリアルナンバーも。
機能が増えたぶん、文字も増えているものと思われますが、当時の思想をさらに進化させたあたりが「さすがカシオ」だと思います。
さらにパッケージはプラスチックを排除した「環境に配慮した紙素材」が用いられ、こちらも時代の変化を感じさせるところですね。
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参照:CASIO