Image::G-SHOCK
| カシオは常に前に進むために新しい素材を開発し、それを製品に反映させることで時代を切り開いてきた |
これができる腕時計メーカーは価格帯にかかわらず「非常に少ない」
さて、現在G-SHOCKにおいて一つの大きな勢力となりつつあるのが「フルメタルG」。
つまり樹脂ではなく金属を素材に使用したシリーズですが、現在だと過去のアイコニックなデザインをフルメタルにて復活させ、最近の人気モデルだと”カシオーク”2100シリーズがフルメタル化されています。
さらには「G-SHOCK」のみならず「MR-G」にまでこのムーブメントが波及しており、この勢いを見るに「実際に売れている」と考えていいのかも。
ただし「フルメタルG」は高価なことが難点でもある
その一方、このフルメタルGには大きな課題があり、それは「高価なこと」。
金属を加工するという性質上やむをえないのですが、この価格の高さが「さらなる普及」を妨げていることも間違いないものと思われ、そして今回カシオがこの課題を解決すべく発売した新作が「タフシリコーンバンド」を初めて採用した新シリーズです。
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このバンドは一見すると「どう見ても金属」ではあるものの、実際の素材は「シリコン」だそうで、まずは透明の樹脂バンドの裏からシルバーもしくはゴールドを蒸着にて処理し、そこにシリコーン樹脂を張り合わせているのだそう。
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これによって「メタルの質感に近い」輝きを再現しているわけですが、同時に樹脂バンドならではの柔らかさも持ち合わせているといい、見る限り、そして説明を聞く限りでは「革新的な素材」ということになりそうです。
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これによって「金属のコマをひとつひとつ成形し、つなぎ合わせてブレスレットを作り上げる」という手間とお金がかかる工程を経る必要がなくなり、より安価に「視覚的フルメタルG」を再現できるわけですね。
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一方、(それほどコストが掛からない)遊環にはメタル素材を採用しているというので、このあたりは「素材と質感にこだわり、常に素材の開発によって課題を解決する」というGショックならでは(こういったところがぼくの心を惹きつけてやまない、Gショックの発展は素材とともにあり、素材を追求し続けたからこそほかのデジタル腕時計ではなし得なかった継続的な成長がある。素材への探究心が機能とデザインの限界を押し広げている)。
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今回発売された「タフシリコーン」採用Gショックは4種類
そして今回発売された4製品を見てみると、まずこちらはGM-5600YMG-9JF(42,900円)。
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GM-5600YM-8JF(37,400円)。
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GM-2100YMG-9AJF(45,650円)。
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GM-2100YM-8AJF(40,150円)。
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参照:G-SHOCK