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元ランボルギーニ(ディアブロ/ムルシエラゴ)のデザイナーがヒュンダイのデザイン責任者へ。今後ヒュンダイはどう変わる?

投稿日:2018/11/02 更新日:

| アウディ、ランボルギーニ、ベントレーのデザインを牽引した敏腕デザイナーがヒュンダイのデザインを今後率いることに |

concepts,lamborghini

ヒュンダイが発表したところによると、これまでヒュンダイとジェネシスのデザイン部門の重役であったルク・ドンカーヴォルケ氏が昇格し、ヒュンダイグループ全体のデザインを統括することになった、とのこと(これによってヒュンダイ、ジェネシス、そしてキアのデザインを管理することに)。

そして以前にこの任に当たっていたのはペーター・シュライヤーで、同氏は初代アウディTTのデザインチームを率いた人物で、その後キアに移籍し、キアの社長を務めるまでに。
なお、ペーター・シュライヤー氏もヒュンダイグループを離れるわけではなく、より高いレベルの仕事を行うことになる、とも報じられています。

初代アウディTTへのオマージュ。TT発売20周年記念、「Audi TT 20 years」が999台限定にて登場

実際に実績を残した、現代最高のデザイナーの一人

一方のルク・ドンカーヴォルケ氏は1992年にフォルクスワーゲングループに加入し、その後1994年から1996年はシュコダ(オクタヴィアとファビアをデザイン)、そして1996年から1998年まではアウディ(A2とA4アバントをデザイン)、1998年にランボルギーニのデザインチーフを経験。

ランボルギーニではガヤルド、そしてムルシエラゴ、ディアブロやコンセプトSのデザインを担当しており、現代のランボルギーニに繋がる「キャビンフォワード、モノフォルム」スタイルを確立した人物でもあります(2006年にはワルター・デ・シルヴァとともにミウラ・コンセプトも手がけた)。

その後2012年にベントレーに異動してコンチネンタルGTほか人気モデルのデザインを手がけていますが、2015年突如ベントレーを辞任し、その翌日に「ヒュンダイ入り」が発表されていますね。

なお、ヒュンダイ入りした際の職責は「(ヒュンダイの抱えるブランドの一つである)ジェネシスブランドのデザインチーフ」で、これが今回「ヒュンダイグループ全体」に責任が及ぶことになり、つまり大きく出世したということに。

lamborghini

とにかく錚々たる経歴と優れた才能を持つデザイナーであることは間違いなく、そして今回は新たな役割としてヒュンダイグループ全体のデザインを統括し、それぞれのブランドごとのデザインまたは共通性についてその道筋をつけてゆくということになりますが、これからヒュンダイがどう変わってゆくのかは「まあ見てみようじゃないか」というところ。

自動車のデザインといううのは有能デザイナーを雇えばそれで変わるというものではなく、それはスバルや三菱で立証済み。
しかしながらヒュンダイはデザインに対するプライオリティが高く、そこはスバルや三菱とは異なり、「デザイナーの発言力が強く」、デザイナーが動かせる範囲が大きそうですね。

ちなみにルク・ドンカーヴォルケ氏はメルセデス・ベンツはじめとするジャーマンスリーの「金太郎飴」デザインを”面白くない”と表現しており、モデル別の個性を与えてゆきたいと以前に語っていますが、「ブランディング」と「モデルごとの独立デザイン」という相反しがちな要素をどう両立させるのかは今後のお楽しみということになりそうです。

ランボルギーニ・ムルシエラゴをデザインした現ヒュンダイのデザイナー「金太郎飴はつまらない」

VIA:Reuters

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