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ランボルギーニ・ムルシエラゴをデザインした現ヒュンダイのデザイナー「金太郎飴はつまらない」

2018/04/22

| ヒュンダイ「我々はデザインが強みの会社」 |

現在、メルセデス・ベンツやBMW、アウディは異なるモデルでも同じ顔つきを採用する「金太郎飴」戦略を推進中。
これらジャーマンスリーは欧米や日本では確固たる地位を築いているものの中国ではまだ認知度が低く、よって「世界最大の」市場である中国での存在感を発揮するために「同じような顔つき」を採用しているのだと報じられています。

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ヒュンダイは各モデルに固有の個性を与える

一報ヒュンダイは「金太郎飴戦略はとらない」と明言。
これはヒュンダイのデザイン部門責任者、ルク・ドンカーヴォルケ氏がメディアに語ったもので、「年末か年始に登場する一連の新型車はそれぞれ独立したキャラクターを持っている」とのこと。

ただ、ヒュンダイについて事情が異なるのは、ヒュンダイの主なマーケットは「韓国」で、すでに韓国では当然のことながら認知度が高く、よって「金太郎飴」によってブランディングを行う必要がない、としています。
そしてその韓国で「金太郎飴」をやってしまうと、韓国内では「同じ顔」のクルマばかりが路上を走ることになり、よって「つまらない」風景になってしまう、ということのようですね。

Genesis-Essentia-Concept-2

ランボルギーニ・ムルシエラゴ/ガヤルドのデザイナーとしても知られるルク・ドンカーヴォルケ氏はこの状況をなんとかしたいと考えているようで、それが冒頭の「金太郎飴はやらない」に繋がる模様。

現在ヒュンダイにはルク・ドンカーヴォルケ氏のほかに前ベントレーの内装デザイナー、前ブガッティ・シロンのデザイナーなどが在籍し、同じグループの「キア」の社長は初代アウディTTのデザイナーでもあるペーター・シュライヤー氏。

つまりはそれだけデザインに力を入れている企業だということになり、ルク・ドンカーヴォルケ氏も「ヒュンダイはデザインによって牽引されているメーカー」だと主張。

たしかにいくつかのコンセプトカーはそれなりに「イケてる」とは思うものの、金太郎飴以前にヒュンダイがそもそも「どんな顔のクルマ(市販車)を作っているのか」が知られていないことが問題なのかもしれません。
加えて、デザイン重視とされ、著名デザイナーが多数在籍する割には「デザインで買われる」ようなクルマが出てこないのも「なぜ?」と思わせるところではありますね(コストの成約があり、デザイナーが活躍できないのかも)。

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