｜ 見れば見るほどこだわりの詰まったカスタムが施されている ｜
さて、ランボルギーニ・デイ・ジャパン2019にて発表された「インスパイアード歌舞伎（KABUKI）」シリーズ。
これは歌舞伎の要素をを3つに分けたスペシャルエディションにて構成され、「歌（KA）」を表すのがアヴェンタドールSVJロードスター JP63 インスパイアード・バイ・カブキ、「舞（BU）」を表すのはウラカンEVOスパイダーJP63 インスパイアード・バイ・カブキ、そして「伎（KI）」を体現するのがウルス・インスパイアード・バイ・カブキ。
前回アヴェンタドールSVJロードスター JP63 インスパイアード・バイ・カブキについて触れているので、今回は「舞」「伎」、つまりウラカンEVOとウルスを紹介してみたいと思います。
なお、これらのアンヴェールに際して演舞を披露してくれたのは片岡愛之助（事前に知らされていない状態での登場だったのでびっくりした）。
ウラカンEVOスパイダーJP63 インスパイアード・バイ・カブキはこんな仕様を持っている
アヴェンタドールSVJロードスター JP63 インスパイアード・バイ・カブキのボディカラーは「ホワイトとレッドのグラデーション」でしたが、ウラカンEVOスパイダーJP63 インスパイアード・バイ・カブキのボディカラーは深いレッド単色。※会場は演出のためにスモークを焚いているので、ちょっと画像が白っぽい
ボディサイドには「JP63」ロゴ。
ヘッドライトにはブラック、フロントバンパーにはホワイトの隈取り。
とくにフロントバンパーのエッジの処理は、テルツォ・ミッレニオのように「Y」が強調されることになり、なかなかに新しい印象です。
センターにはブラックのストライプ。
リアフェンダーにも隈取りをモチーフにしたストライプ。
「おっ」と思わせるのは、リアフェンダーとCピラーとの境界にあたる部分のパネル、そしてサイドステップに「グラデーション」が用いられていること。
これだけでもずいぶん印象が変わり、「和」っぽい、そして穏やかな印象が出るように思います。
リアだとランプ周辺やバンパーのフィンがブラックもしくはホワイトに。
驚くべきは、こういった塗り分けやストライプがラッピングではなく「ペイント」で再現されていること、そして塗り分け部分に「段差」がないこと。
ロールスロイスの「コーチライン」には明確な段差がありますが、ランボルギーニやフェラーリではストライプ、塗り分け部に段差がなく、つまりは「ロールス・ロイス以上に仕上げの美しさにこだわった」ということに。
ランボルギーニ、フェラーリというと「走行性能を極限まで追求した」という印象があるものの、こういった美的なところにも走りと同じくらいこだわっていることがわかります。
このウラカンEVOスパイダー JP63インスパイアード・バイ・歌舞伎では、細部に至るまでこだわりが反映されていて、「これまででもっとも」カスタムされたウラカンかもしれませんね。
インテリアはこんな感じ。
やはりレッド、ホワイト、ブラックというカラーコンビネーションが貫かれています。
ちょっとわかりにくいのですが、ドア内張りにはアヴェンタドールSVJロードスター JP63 インスパイアード・バイ・カブキ同様、「扇子」モチーフのグラフィックが再現されています。
ランボルギーニ・ウルス・インスパイアード・バイ・歌舞伎こんな仕様を持っている
そしてこちらは「伎」を表現するウルス。
マットホワイトのボディカラーが特徴的で、サイドステップ、フロントバンパー、リアディフューザーにレッドのアクセントが入ります。
サイドステップはこんな感じ。
こちらはリアディフューザー。
トランクリッドスポイラー、リアディフューザー、フェンダーアーチ、フロントスポイラー等は「ヴィジブルカーボン」が採用され、ほかの二台（アヴェンタドールSVJとウラカン）ほど”目立つ”仕様ではないものの、実はけっこうお金がかかってるんじゃないか、と思わせます。
フェンダーアーチはこう。
はじめてウルスの「マット」カラーを見ましたが、大変に美しいカラーだと思います。
