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トヨタが「ヤリス」ベースの新型コンパクトSUV発売とのウワサ。前高4センチプラス、全長4メートル程度で「トヨタ初のBセグSUV」となりジュークに対抗

2020/01/09

| 気なるのはライズとの競合 |

トヨタがヤリスをベースにしたSUVを今年後半にも発売、とのウワサ。
もちろんヤリスと同じGA-Bプラットフォームを採用することになり、ポジションとしてはC-HRの下が与えられ、欧州ではルノー・キャプチャーそして日産ジュークと戦うことになる、とAuto Expressが報じています。
なお、この新型SUVは全長4メール程度に収まってトヨタとしては「初」のBセグメントSUVになる模様。

トヨタ・ライズと新型SUVは競合しない?

なお、C-HRのボディサイズは全長4385×全幅1795×全高1550mmなので、新型SUVはこれよりも小さくなるということですが、実際にヤリスのボディサイズは全幅3950×全幅1695×全高1500mmであり、ほぼこれに近いということなのかもしれません(もちろん全高は上げられる)。※ルノー・キャプチャーは全長4135×全幅1780×全高1585mm、日本だと269万円〜

そこでハタと気になったのが「ライズ」で、こちらのボディサイズは3995×1695×1620mm。
ヤリスとほぼ等しいということになりますが、ちょっと気になるのは「ライズと新型SUVが競合するのでは」。

ライズはダイハツ・ロッキーの兄弟モデルで、使用するプラットフォームは「DNGA(Daihatsu New Global Architecture」。
価格を1,679,000円〜と低く抑えているところを見ると(TNGA採用のC-HRは2,367,000円〜)ロッキー/ライズは厳しい欧州の規制に合わせず、日本中心の販売と割り切ることでコストを削った可能性もあり、トヨタが実際に欧州で勝負するのはライズではなく新型SUVなのかも(これはぼくの想像でしか無い。ライズの輸出や現地生産計画は不明だが、わざわざDNGA採用のライズを海外で作るよりは、ヤリスをすでに生産している工場でヤリスベースの新型SUVを作ったほうがいい)。

新型SUVはトヨタの販売台数、利益を上乗せする

この新型SUVについて、トヨタの欧州法人にて副社長を務めるマット・ハリソン氏によると、「(カローラやゴルフの属する)Cセグメントよりも下のセグメントは安定して成長している」とし、C-HRの成功を見るに、トヨタの新型SUVはBセグメントにおいても大きな強力を発揮するだろう、とのこと。

現時点でこの「ヤリスベースの」SUVについて詳細は明らかではないものの、ホイールベースとトレッドがやや拡大され、全高は40ミリほど高くなる、とも。
雰囲気からするとアクア・クロスオーバーのような雰囲気で、ホンダだと「クロスター」シリーズのような雰囲気なのかも。
ただ、おそらく車名は「ヤリス」とは別になるとも推測されていて、であればもっと「SUV風味」を感じさせるデザインになるのかもしれません。

加えて、リアサスペンションはヤリスの4WDモデルに採用されるダブルウイッシュボーンに変更され、当然ながら4WDも用意されることになると思われます。
パワートレインについてはおそらくヤリスと同一になる可能性が高く、この新型SUVはヤリス同様、世界中で高い競争力を発揮することになりそうですね。

なお、トヨタ/レクサスはこれまで「SUVよりもセダン」を重視する傾向にあったものの、他社のSUV販売が軒並み「過半数を超える」状況において考え方をシフトしたとされ、今後はSUVを拡充する可能性が高そうです(日本でもRAV4そしてライズの人気が高く、やはり販売を伸ばすにはSUVが重要)。※多くの自動車メーカーが「2025年にはSUVが販売の半分を占めると予測したが、すでにそうなってしまった自動車メーカーもあり、SUVの販売加速は予想を超える

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