| この価格でもけして高くはない |
アストンマーティンなどハイエンドカーのカスタムで知られるカーン・デザイン。
そのカーン・デザインのSUV/トラック担当部門が「チェルシー・トラック・カンパニー」ですが、今回そのチェルシーからピンクのボディを身にまとうジープ・ラングラーが発売中。
チェルシー・トラック・カンパニーは新車カスタム、顧客の持ち込み車カスタムのほか、中古のベース車を仕入れてきた後にカスタムを施して販売を行うというビジネスも行っていて、今回のラングラーもそういった一台。
走行距離は22,530km、そしてカスタム後の価格は約700万円という設定です。
カスタム・ラングラーの価格は新車以上
なお、700万円というとジープ・ラングラーの新車価格を超えていますが、そのカスタム内容を見るとけして高いとは言えないこともわかります。
ここでそのカスタムを見てみましょう。
まず、ボディ自体にはワイドフェンダーキットが装着され、フロントバンパーやボンネットもチェルシー・トラック・カンパニーのオリジナルに。
フロントグリル、デイタイムランニングランプも改められ、電動格納式サイドステップ、細かいところだとマッドフラップやスペアタイヤカバーも装着されています。
さらに車高も上げられてホイールは20インチ、タイヤは275/55サイズのクーパー製に。
アクセントカラーはマットブラックとメタリックグレーが採用され、ドアミラーやオリジナルのフューエルリッドキャップはマットブラックに、そしてホイールやフロントグリル等はメタリックグレーに。
なお、ピンクそしてメタリックグレーのペイントは「3Dテクスチャ」、つまりデコボコを持つペイントが採用されています。
もちろん傷がつきにくいということを意識したものですね(凹んだ部分に汚れが溜まってしまいそうではある。洗車にはブラシが必要っぽい)。※なんとなく、モンスターハンターに出てきたピンクのゴリラを思い出す
チェルシー・トラック・カンパニーによるカスタム・ラングラーの内装はこうなっている
そしてここからはこのカスタム・ラングラーの内装。
キックプレートはチェルシー・トラック・カンパニーのロゴ入りへと交換されています。
そしてシートはじめ内張りは「総張替え」。
ブラックレザーにステッチはピンク。
ステッチには独特のパターンが採用され、チェルシー・トラックカンパニーならではの世界観が再現されているようですね。
レザーの一部にはパーフォレイト(穴あき)加工も。
こんな感じで「内外装、ホイール、エキゾーストシステム」などすべてに手が入っているのがチェルシー・トラック・カンパニーのカスタムカーですが、この内容を見ると「けして700万円でも高くはない」ということがわかりますね。