オランダの会社「ライトイヤー(LIGHTYEAR)」がソーラー充電式のEV「ライトイヤー・ワン」を発表。
この会社によると「数ヶ月充電なしでも走れる」としていますが、流石にこれはちょっと難しそう。
というのも現在プリウスにオプションで搭載されるソーラーパネルについて「一日”最大”で6.1キロ走行分の充電が可能」なレベル。
つまり一日充電して(しかも好条件で)6.1キロしか走行できないのであれば実用性があるとはいえず(プリウスの場合は当然ながら、これで日常的に走行しようというわけではない)、仮に昼間走って夜に車を駐車しておくパターンだとさらに実際の使用が難しくなる、とも思われます。
なおライトイヤーによるとこの車は「4WD採用のファミリーカー」としており、比較的大きな車のように見えるのでバッテリーの消費も大きそう。
太陽電池を使用する面積を拡大するか、より効率の良い太陽電池を搭載するしか実用性を高める方法は無いように思われ、この辺りどう解決するかは注目に値するところ。
現実的には容量の大きなバッテリーを搭載して、まずは充電器経由で充電し、その後に太陽電池を使用しながら「バッテリーの消耗を最小限に抑えつつ」乗るということになりそうですね(そして電池残量がなくなってきたらまた充電器経由でチャージ)。
実際の発売は2030年までにとしているものの、現在のところ予約は5台入っている模様。
価格は1600万円ほどが予定されていますが、今のところスペックについては未公開です。
VIA:INSIDE EV