
Image:Ferrari
| フェラーリは急速にパートナーシップの性質を「テクノロジー」「ファイナンス」へと入れ替える |
ここがポイント。フェラーリ×BingX提携の要約
- 初のクリプト提携: Scuderia Ferrari HPにとって、BingXが初の公式暗号資産取引所パートナーに
- 複数年の大型契約: 2026年のF1新レギュレーション導入を見据えた、長期的な技術・ブランド戦略
- 次世代のファン体験: デジタルプラットフォームやWeb3技術を活用した、世界中のファン向けの限定コンテンツを展開
- 共通の哲学: 「パフォーマンス」「精度」「継続的な進歩」という両者のコアバリューが一致
スクーデリア・フェラーリHP」が暗号資産取引およびWeb3の大手企業である「BingX」との複数年にわたるパートナーシップを発表。
これは単なるロゴの掲出に留まらない、フェラーリの「デジタル変革」を象徴する動きでもあり、伝統と精度を重んじるフェラーリが、なぜ今、変化の激しいクリプト業界のリーダーを選んだのかについて考えてみたいと思います。
伝統の赤と最先端のWeb3が融合。フェラーリが選んだ新たな「加速」の形
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かつてフェラーリ含めF1のパートナーというと「タバコ」「種類」ではありましたが、今ではそれらが厳しく規制されることでF1のスポンサーが大きく変わってきているのが現状です。
さらにはF1の運営元が変わることによって「F1のあり方」も大きく変化し、エンターテイメント性とドラマ性が増すことで女性ファンや若年層が増え、これまでの「カーマニア層中心」とは大きく異なる内容に。
こういった「法規制」という外側、そして「F1の運営」という内側からの変化が”スポンサーの入れ替え”を加速させているものと思われますが、ここ最近でのスクーデリア フェラーリの新しいパートナーはHP、ユニクレジット、アンビパー、ヴァンテージといった「テック、環境、金融」系。
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フェラーリが多資産取引プラットフォーム「ヴァンテージ」との提携を発表。今後オフィシャルパートナーとして機能し、様々なシーンで見かけることになりそう
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フェラーリがビットコインなど暗号資産による支払受付を開始。「我々のお客様には、暗号資産に投資している方もいらっしゃいます」。ちなみにボクもその一人である
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現在はフェラーリにかかわらず、各F1チームでは「ファイナンス」「テック」つまりフィンテック系スポンサーが急増しているという印象ですが、いまお金があるのはフィンテック企業であり、そしてこの業界では競争が厳しく「露出」「信用の創出」が成功を左右するということ、そして若い世代の関心は「投資」「投資プラットフォーム」に移りつつあることからも「お金があり露出を求めるフィンテック業界と、お金を必要とし信用があるF1各チーム」との利害関係が一致したのかもしれません。
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フェラーリが環境ソリューションのリーダー企業、アンビパーとの提携を発表。金融系、テクノロジー系に続き「環境系」パートナーを強化
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競合比較とF1界での位置付け
実際のところ、F1界における暗号資産企業のスポンサーシップは、もはや一つのトレンドとなっており・・・。
- 他チームの動向: メルセデスは過去にFTXと提携(現在は解消)、レッドブルはBybitと大型契約を締結
- フェラーリの独自性: フェラーリは長らくクリプト系パートナー選びに慎重であったものの、今回「BingX」を選んだことで、信頼性と将来性の両立を重視した形となる
- 市場の反応: F1という最高峰の精密機械の世界と、ブロックチェーンの「透明性・即時性」は親和性が高く、デジタルネイティブな若年層ファンへのアプローチとして最強のカードになる
Blink and you’ll miss it ⚡️ pic.twitter.com/vkfmrmyWv1
— Scuderia Ferrari HP (@ScuderiaFerrari) January 16, 2026
パートナーシップがもたらす「3つの変革」
1. 2026年「新レギュレーション」への布石
2026年からF1はパワーユニット等の規定が大きく変わりますが、まずフェラーリのチーフ・レーシング・レベニュー・オフィサー、ロレンツォ・ジョルジェッティ氏は「新時代にアプローチする中、この同盟はサーキット内外での最先端イノベーションを模索する準備ができている証だ」とコメント。
2. BingXにとって初のモータースポーツ参入
BingXにとって、今回の提携はモータースポーツ界への初進出となり、世界的なブランド認知度を持つフェラーリと組むことで同社のグローバル成長戦略をさらに加速させる狙いがある、と説明されています。
3. デジタル体験の深化
今後、BingXはフェラーリのデジタルプラットフォームやグローバルコンテンツに統合されるといい、限定的なファン体験や、Web3技術を活用した新しい形のエンゲージメントが提供されることになると見られています。
New era. New sound 🔊 pic.twitter.com/wykLpAtBif
— Scuderia Ferrari HP (@ScuderiaFerrari) January 16, 2026
パートナーシップ概要・主要スペック
| 項目 | 内容 |
| パートナー名 | BingX (暗号資産取引所 / Web3企業) |
| チーム名 | Scuderia Ferrari HP (スクーデリア・フェラーリHP) |
| 契約期間 | 複数年 (Multi-year) |
| 提携範囲 | イベント、デジタルプラットフォーム、限定ファン体験、グローバルコンテンツ |
| 発表日 | 2026年1月16日 |
「HP」とのシナジーにも注目
さらにチーム名に「HP(ヒューレット・パッカード)」の名を冠するフェラーリにとって、BingXのようなテクノロジー企業との連携は、チーム全体の「デジタル・エコシステム」を強化することを意味しており、AI、データ解析、そしてWeb3。
2026年のフェラーリのマシンは、文字通り「デジタルの塊」として進化してゆくこととなりそうですね。
結論:フェラーリの未来は「デジタル」と共に加速する
今回のBingXとの提携は、フェラーリが伝統を大切にしながらも決して保守的ではないことを世界に示すものとなっており、2026年の新規定導入に向け、マシン性能だけでなく、ファンとの繋がり方やブランドの在り方までもがWeb3という新たな翼を得てアップデートされることに。
「精度」と「情熱」。この二つがデジタルの力でどう化学反応を起こすのか、スクーデリア・フェラーリHPの新しい挑戦から目が離せないといったところです。
Two worlds. A shared drive to go further.
— BingX (@BingXOfficial) January 16, 2026
BingX is now the first official crypto exchange partner of @ScuderiaFerrari.
Together, to Drive Beyond. pic.twitter.com/MU2yBsstJY
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