フォルクスワーゲンCEOがメディアに対して語ったところによると、「これまでのライバルはトヨタやヒュンダイ、プジョーやシトロエンだった。だがこれからは違う。これからのライバルはテスラだ」とのこと。
フォルクスワーゲンはこれまでもテスラを意識する発言を度々行っており、相変わらず自動車業界におけるテスラのインパクトも知ることができます。
なお、「これからトヨタはライバルではない」という意味にもとれますが、これは「トヨタはEVカテゴリにおいて力を発揮できないだろう」と見ている、とも考えられますね。
フォルクスワーゲン「EVシリーズ”I.D.”の価格はテスラ・モデル3より90万円安い」
VWボス「我々はテスラを止めることが出来る唯一の会社。テスラが1年かけ売る台数を2日で作れる」
VWがテスラを意識。「テスラに出来ることは我々にも可能」。なぜテスラは大手をだしぬけたのか
テスラは2008年に「テスラ・ロードスター」を発表したことで自動車メーカーとしての歩みを初めていますが、たった10年未満で創業114年のフォードと株式時価総額が並んだりと、とにかく「異例づくめ」。
とくに大手自動車メーカーに与えた影響は大きく、とにかく各社が「テスラの対抗手段を講じなくては」と認識するようになり、これが「自動車業界全体のエレクトリック化」を加速させたと考えると、テスラは業界を変え、地球の環境をも(自社製品以外でも)変えてしまう可能性を持っている、とも言えますね(他社の意識を変えてしまったことは大きい)。
テスラの成功を受けて数多くのEVスタートアップが登場していて、いずれも計画だけは壮大であるにも関わらず「一社も」現実的に量産EVが発売されていないことを考えてもテスラの「行ってきたこと」がいかに偉大かがわかります。
かつ自動運転関連技術における成熟度も他社を圧倒するものをテスラは持っており、今後BWMやメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンが普及価格帯のEVへと参入してきたときにどういった勢力図になるのかは今後の「見どころ」と言えそうですね。
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