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【衝撃】テスラがEV天国ノルウェーで「90%減」の歴史的惨敗。首位を奪ったのは“あの日本車”とVW。なお同国でガソリン車は7台しか売れていない

テスラ

| テスラは「価格面」においても、そのブランド力に関しても優位性を失う |

ノルウェーという「EV先進国」で起きたテスラの失速は、世界の自動車市場における地殻変動を象徴しています。

圧倒的なシェアを誇ったモデルYが、なぜ一気にランキング圏外へ転落したのか。

その背景には、補助金制度の変更と、欧州勢・中国勢による猛追があったようです。

記事のポイント(要約)

  • テスラ・ショック: 2026年1月のノルウェー販売台数がわずか83台、前年比88%減という異例の事態。
  • 逆転の首位争い: 王者モデルYを抑え、VW ID.3が首位、トヨタ bZ4Xが2位に躍進。
  • 補助金の壁: 2026年から導入された付加価値税(VAT)免除枠の縮小が、高価格帯のテスラを直撃。
  • 市場の成熟: EVシェアは94%に達するも、消費者の選択肢は「テスラ以外」へ多様化。
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かつての「テスラ帝国」ノルウェーで何が起きたのか?

EV普及率で世界をリードするノルウェー。

そこは長年、テスラにとって「最も確実な収益源」として知られており、しかし2026年1月の統計データは、その支配体制が崩壊したことを残酷なまでに示しています。

今回公表された統計を見ると、主力の「モデルY」の登録台数はわずか62台。

市場シェアは2.8%にまで落ち込んでおり、全ラインナップを合わせても83台という数字は前年同期の圧倒的な勢いから「消滅」に近いレベルでの急落として捉えられています。

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テスラを抜き去ったライバルたちの正体

テスラが沈む一方、堅実に数字を伸ばしたのが欧州の伝統ブランドと日本勢です。

2026年1月 ノルウェー新車販売ランキング(モデル別)

順位車種名販売台数備考
1位フォルクスワーゲン ID.3299台テスラの約5倍の売上を記録
2位トヨタ bZ4X184台信頼の日本ブランドがEVでも台頭
3位トヨタ アーバンクルーザー98台SUV人気を牽引
4位シュコダ エルロック78台欧州の新星が躍進
5位ディーパル (Deepal) S0575台中国・長安汽車傘下の新鋭
圏外テスラ モデルY62台前年の絶対王者が転落
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要因分析:なぜテスラだけが激減したのか?

この急落には、単なる「飽き」ではない決定的な理由が3つあるといい・・・。

  1. 補助金制度の変更(駆け込み需要の反動)
    ノルウェー政府は2026年からEVの優遇措置を縮小。付加価値税(VAT)の免除対象を「30万クローネ(約420万円)以下」に限定。これにより、比較的高価なテスラ各車は実質的な大幅値上げとなるため昨年末に駆け込み需要が集中し、1月はその反動で「売る車がない、買う人がいない」状態に陥ったとされている。
  2. 中国勢の波状攻撃
    BYDやDeepal(長安汽車)といった中国ブランドが関税を回避すべく欧州での現地生産や戦略的価格設定を強化。テスラよりも「安くて新しい」モデルにユーザーが流れている。
  3. ブランドの「陳腐化」への懸念
    モデルYやモデル3のデザインが数年にわたり大きく変わらない中、VWやシュコダ、トヨタといったメーカーが次々と新型EVを投入。消費者が「テスラ以外」に新鮮味を感じ始めている。
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今後の展望:テスラは再び王座を奪還できるか?

ノルウェーでの惨敗とは対照的に、イタリア(75%増)やスペイン(70%増)など、EV普及が遅れていた南欧市場ではテスラは依然として成長を続けています。

これは、市場のフェーズが「アーリーアダプター(先駆者)」から「マジョリティ(一般層)」へ移行する中で、テスラの立ち位置が変化していることを示唆しているのかもしれません。

しかし、2026年第2四半期にはBYDがハンガリー工場での量産を開始する予定だとも報じられており、欧州全域で「関税ゼロの中国産EV」との戦いが本格化することとなれば、テスラはもちろん日米欧の自動車メーカーも「うかうかしていられない」状況となりそうですね。

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結論:ノルウェーが示した「EV市場の終着点」

ノルウェーの新車販売に占めるガソリン車の割合は、今やわずか数台(記録上最低の7台)。

この「EVが当たり前」になった極限の市場で見えてきたのは、「テスラ1強時代の終わり」です。

消費者はもはや「EVだから買う」のではなく、「クルマとして魅力的で、コスパが良いものを選ぶ」というフェーズに入っていることを意味しており、テスラが再びノルウェーで輝きを取り戻すには、単なる値下げではなく、驚きを与えるような「次の一手」が不可欠であるとも考えられます。

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参照:Carscoops

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