
Image:Xiaomi / MIIT
| おそらくはシャオミ YU7 GTもまたSU7ウルトラのように「記録づくめ」となるであろう |
シャオミ(Xiaomi)の第2弾モデルとなる電動SUV「YU7」のハイパフォーマンス仕様、「YU7 GT」の詳細が中国工業情報化部(MIIT)への届出情報から明らかに。先行して発売されているセダン「SU7 Ultra」に続く、シャオミの放つモンスターSUVの正体に迫ります。
この記事の要約(YU7 GTの注目ポイント)
- 異次元のパワー:前後デュアルモーターで合計738kW(約990hp)
- 驚異の最高速度:SUV、かつ電動ながらも最高時速は300km/hに到達
- 専用装備:レッドキャリパー、カーボンセラミックブレーキ、21インチホイール、専用ワイドボディキット
- 予想価格:45万〜50万元(約1,000万〜1,100万円)
シャオミの本気がSUVにも。「YU7 GT」がついにベールを脱ぐ
2025年6月の発売以来、中国で大ヒットを記録しているシャオミ初のSUV「YU7」。
その頂点に立つハイパフォーマンス・グレード「GT」の存在とスペックが中国政府への届出情報によって白日のもとにさらされており、その出力はなんと「990馬力」。
ベースモデルの「YU7 Max」ですら690馬力を誇りますが、この「YU7 GT」はそれを遥かに凌駕するスペックが与えられ、ポルシェ・カイエン・ターボ・エレクトリックやテスラ・モデルX プレッドといった世界の強豪に挑むこととなるわけですね。
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詳細:1,000馬力に迫る「YU7 GT」の圧倒的スペック
MIITの届出情報から判明したスペックを整理すると以下の通りで、バッテリーの消耗を抑えるために最高速が抑えられがちなEVにしては「かなり高い」最高速(時速300キロ)を持つことは特筆に値します。
参考までに、ポルシェ カイエン ターボ エレクトリックはYU7 GTよりもパワーが大きいものの最高速は260km/hに制限されており、フェラーリ初のEV「エレットリカ」の最高速が300km/hなので、いかにYU7 GTが驚異的なパフォーマンスを持つかがわかるかもしれません。
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シャオミ YU7 GT 主要諸元
| 項目 | シャオミ YU7 GT 詳細 |
| パワートレイン | 2モーター AWD(ピュアEV) |
| フロントモーター出力 | 288 kW |
| リアモーター出力 | 450 kW |
| システム合計出力 | 738 kW (990 hp) |
| 最高速度 | 300 km/h |
| バッテリー | CATL製 三元系リチウムイオン電池 |
| タイヤ / ホイール | 21インチ / レッドブレーキキャリパー標準 |
| 車体サイズ(L/W/H) | 5,015 / 2,007 / 1,597 mm |
| ホイールベース | 3,000 mm |
デザイン:機能美が宿る「ワイド&ロー」なスタイリング
外観だと「飾り」にはとどまらない、実際に空力と冷却性能を追求した専用装備が目立っており、これはSU7ウルトラにて「機能しないパーツ」を非難された経験が生かされているところなのだと思われます。
- フロントフェイス:新設計のバンパー、より筋肉質なラインを描くワイドフェンダーを採用
- リアセクション:巨大なディフューザー、そして赤く輝く「GT」バッジが誇らしげに配置
- カスタマイズ性:カーボン製のリアスポイラーやダックテール、さらにはボディデカールなど、豊富なパーソナライズオプションが用意される
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ちなみにこちらはオプションリストですが、中国で新車を発売しようとなると「ほぼすべての市場に関する情報を」事前に申請する必要があり、そしてその情報は事前に公開されるため、今回のように「シャオミから正式発表がなくとも」その詳細を知ることが可能となるわけですね。
Image:Xiaomi / MIIT
なお、SU7 GTにつき興味深いのは、「ウルトラ」の名称を使用しなかったこと、そして出力が1,000馬力を超えなかったこと。
これは先行するSU7 ウルトラと比較すると「控えめ」なポジションにあることを意味しており、その理由は明らかではないものの、SUVという性格を考慮したからなのかもしれませんし、SU7ウルトラの販売台数が中国国内で(その高価格ゆえ)伸びていないと言われるからなのかもしれません。
参考までに、SU7ウルトラは2025年末時だと月間45台程度の販売台数に留まっているという報道もあり、セダンよりもさらにニッチな「超高性能SUV」の販売台数について「SU7 ウルトラよりも少なくる」と考えた可能性もありそうです。

Image:Xiaomi
結論:シャオミがが突破する「SUVの限界」
シャオミはスマホメーカーから自動車メーカーへと驚異的なスピードで進化を遂げており、この「YU7 GT」はその進化が「量産車としての使い勝手」だけでなく「世界の頂点に立つ走行性能」にも及んでいることを証明する1台。
300km/hで疾走し、1,000馬力近いパワーを操るSUV。
それが1,000万円前後で手に入るとなれば欧州の高級メーカーにとってかつてない脅威となることは間違いなく、2027年以降だと予想されるシャオミの欧州進出に対し、各自動車メーカーとも「戦々恐々」といったところなのかもしれませんね。
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参照:CarNewsChina













