
Image:Space X
| イーロン・マスクの挑戦は完全に常識と理解を超えている |
イーロン・マスク氏の野望が、ついに「空の上」へと達することに。
すでにロケットにて宇宙進出を果たしているものの、同氏率いるSpaceXが「100万基」という驚愕の数の「AIデータセンター衛星」を打ち上げる計画を当局に申請したことが今回明らかになっており、そしてこのAIデータセンター衛星は既に報じられた「xAI」の買収に関連するもので、”宇宙とAI”との垂直統合を加速させる第一歩として位置づけられています。
-
-
【史上最大1.25兆ドル】SpaceXがxAIを買収。イーロン・マスク氏が仕掛ける「宇宙×AI」垂直統合の全貌とは。多惑星居住への加速なるか
| できればこの流れがテスラにも波及してほしいものだが | イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業「SpaceX(スペースX)」が、同氏のAIスタートアップ「xAI」を買収・統合するという衝撃のニュース ...
続きを見る
記事のポイント(Discover対策:要約)
- 前代未聞の規模: 100万基の衛星で構成される「軌道上データセンター」構想をFCC(連邦通信委員会)に申請。
- 宇宙×AIの垂直統合: SpaceXがxAIを2,500億ドルで買収。合併後の企業価値は1.25兆ドル(約195兆円)に。
- 地球の限界を突破: 地上の電力不足と冷却問題を、宇宙の「ほぼ無限の太陽光」と「極低温」で解決。
- Starshipが鍵: 超大型ロケットにより、年間100万トンのハードウェアを宇宙へ輸送する計画。
なぜイーロン・マスクは「宇宙にデータセンター」を作るのか?
現在、AIの学習や推論には膨大な電力と冷却水が必要ですが、地上のデータセンターはすでに各国の電力網や環境に大きな負荷をかけており、物理的な「限界」が見え始めているのもまた事実。
そこで2026年1月末、SpaceXがFCCに提出した申請書は、この問題を宇宙で解決するという壮大なもので、地上のような天候や昼夜の気候変動に左右されない「ほぼ定常的な太陽光エネルギー」を直接利用し、さらには大気のない宇宙空間の放射冷却を活用することで、地球に負担をかけない究極のAIインフラを構築しようとしているわけですね。
Watch Falcon 9 launch 25 @Starlink satellites to orbit from California https://t.co/8cAYwKki1Z
— SpaceX (@SpaceX) February 2, 2026
詳細:100万基の「インテリジェントな鳥」が空を埋める
SpaceXが提案するシステムは、単なる通信衛星の延長ではなく・・・。
軌道上データセンターの技術・仕様
| 項目 | 内容 |
| 衛星数 | 最大100万基(高度500km〜2,000kmの低軌道) |
| 電力源 | 高効率ソーラーパネルによる「Near-constant solar power」 |
| ネットワーク | 衛星間レーザー通信(光リンク)によりStarlink網と統合 |
| 主な用途 | 大規模AI推論、リアルタイム・アナリティクス、エッジコンピューティング |
| 目標容量 | 年間100ギガワット(GW)級のAI演算能力を追加 |
この計画では、大型ロケット「スターシップ(Starship)」が1時間に1回のペースで打ち上げられ、1回あたり200トンのサーバーを軌道に投入することが前提となっています。
Deployment of GPS III-9 confirmed pic.twitter.com/zCaMDXUFor
— SpaceX (@SpaceX) January 28, 2026
xAI買収と「1.25兆ドル帝国」の誕生
この申請と時を同じくして、SpaceXによるxAIの買収が発表されたわけですが、これによって、マスク氏の推進してきた宇宙開発、通信、AI、そしてSNS(xAI傘下のX)が完全に一つの傘下に収まることに。
「宇宙こそがAIをスケールさせる唯一の論理的な場所だ」とマスク氏は主張しており、xAIが開発するAI「Grok」の知能を、SpaceXが構築する宇宙インフラ上で走らせることで、競合他社が真似できない「コスト・効率・エネルギー」の三拍子揃ったAIプラットフォームが誕生しようとしています。
なお、同氏は10代の頃から自身の使命を「インターネット、クリーンエナジー、宇宙開発」の3つと定めてこれまでビジネスを展開していますが、今回の買収によってそれらの3つがひとつに結びつくこととなるわけですね(今年、イーロン・マスク氏は55歳になる)。
Liftoff! pic.twitter.com/oTzJTsyUZp
— SpaceX (@SpaceX) January 28, 2026
懸念されるリスク:ケスラー・シンドロームと天文学への影響
一方で、100万基という数字は専門家や天文学者に衝撃を与えています。
- 軌道混雑とデブリ: 現在の稼働衛星数(約1万基)の100倍に相当し、衝突事故が連鎖的に起きる「ケスラー・シンドローム」のリスクが急増。
- 天体観測の妨げ: 100万基もの太陽光パネルが空を埋め尽くせば、地上の望遠鏡による宇宙観測が不可能になるとの懸念。
- 規制の壁: FCCがこの天文学的な数字をそのまま承認する可能性は低く、激しい交渉が予想される。
結論:人類は「カルダシェフ・スケール II」へ向かうのか
SpaceXは申請書の中で、この計画を「恒星のエネルギーを直接活用する、カルダシェフ・スケール第II型文明への第一歩」と表現。
Falcon 9 launches 25 @Starlink satellites from California pic.twitter.com/Vs89VYvUqy
— SpaceX (@SpaceX) January 22, 2026
SFのような話に聞こえますが、マスク氏にとっては「地球の電力網を守りつつAIを無限に成長させる」ための極めて現実的なビジネス戦略でもあり、2026年、ぼくらが日常的に使用するようになったAIは大地を離れ、星々の間で演算される時代へと一歩踏み出すことになるのかもしれません。
なお、上述のような懸念はあるものの、一方でAIについては「電力含め地球上のリソース消耗」といった問題も顕在化しているため、おそらくは”妥協点”を探りつつ、衛星の打ち上げの認可に向けて前向きな議論がなされるであろうと推測しています。
合わせて読みたい、関連投稿
-
-
【衝撃】テスラとスペースXが電撃合併へ?イーロン・マスクが描く「究極の帝国」の正体とは。実現すれば色々な意味で世界が変わりそう
| もし実現すればテスラ株のオーナーは「巨万の富」を手にすることになるだろう | この記事の要約(最新ニュースのポイント) 巨大合併の噂:イーロン・マスク氏がテスラ、SpaceX、xAIの3社統合を検 ...
続きを見る
-
-
米経済誌「誰もがテスラの実力を見誤った。リスクを負って世界を変えようとするビジョンを理解できなかったのだ」
| テスラは、あらゆる困難が克服可能であることを示した | 米Forbesにて、「テスラの実力を正しく評価したものは誰もいなかった」という記事が掲載に。 これは非常に興味深いもので、テスラについては経 ...
続きを見る
-
-
CEOイーロン・マスク、テスラ株主が「巨額報酬パッケージ」を承認。人類史上初の“トリリオネア(兆万長者)”になる可能性が生じる
| 世界初、人類史上初の「トリリオネア」誕生なるか | 今後のテスラの「業績回復」に期待がかかる 世界一の富豪、イーロン・マスク氏が史上初の“1兆ドルの男”になる可能性が浮上。 これはテスラの株主総会 ...
続きを見る
参照:Jalopnik











