日本の美意識を追求した「マツダ・ビジョン・クーペ」
マツダが「魁コンセプト」に加え、「MAZDA VISION COUPE(マツダ・ビジョン・クーペ)」を発表。
マツダによると”日本の美意識の本質を突き詰め、「エレガントで上質なスタイル」をつくり上げることを目指す魂動デザインの深化を表現した、次世代デザインビジョンモデル”とのこと。
マツダ・ビジョン・クーペの外装を見てみよう
マツダ・ビジョン・クーペは「4ドア」。
今回マツダは東京モーターショーにおいて新型コンセプトカーを2台発表、としており、そのうちの一台が「魁コンセプト」、そしてもう一台がこの「ヴィジョン・クーペ」となります。
残念ながら期待された「スポーツカー」が発表されなかったということになりますが、このヴィジョン・クーペも美しく、そして素晴らしいスタイリングを持った車ですね。
2015年10月に発表された、「RXヴィジョン・コンセプト」と。
マツダ・ビジョン・クーペはRXコンセプトの「4ドアクーペ」と言えそうですが、RXコンセプトと比較すると突起物が大幅に減っているようです。
画像を見る限りでは、最近マツダが特許を取得した「ガルウイングドア」「可動式リアスポイラー」は採用されていないようですね。
これらは「ほかのコンセプトカー、もしくは新型車に採用される」=「別にスポーツカーが控えている」とも考えられます。
ノーズはさらに長いイメージ。
フロントグリル上のエクステンションが過去最高レベルに伸びています。
テールランプはこれまでのマツダと異なるイメージ。
RXヴィジョンコンセプトではランプユニットがプレクシグラスの中に格納されていましたが、今回のヴィジョン・クーペではそれが「むき出し」に。
言うなれば現行世代のフェラーリのような感じですが、ランプが「かなり小さい」のが特徴です。
魁コンセプトでも同様のテールランプを採用しており、この形状が「今後のマツダ車に採用されてゆく」のかもしれませんね。
ルーフはグラス。
魁コンセプトとデザインを共有しているようにも見られます。
一方でフロントマスクはRXヴィジョン・コンセプトとの共通性を色濃く残したまま。
マツダいわく「ワンモーションフォルム」を意識したとのことですが、まさに一本のラインで構成される、流れるようなシルエットですね。
現時点では「コンセプト」とも銘打たれておらず、かなり発売に対する実現性は低そうですが、ひとつのセダンのあり方を示すデザインだと言え、ぜひ市販化を検討して欲しいところ。
マツダ・ヴィジョン・クーペのインテリアを見てみよう
マツダの発表によると、内装について「インテリアでは、立体の深みと前後方向への軸によって、スピード感がありながらも余裕のある空間」を作り上げた、とのこと。
同時発表された魁(KAI)コンセプトと同様で、センターコンソールの高い、囲まれ感の強いインテリアですね。