★何があった?これまで人気のなかったゴールドデイトナ人気が急上昇★
ロレックス・コスモグラフデイトナといえば日本市場では「ステンレス・スティール」が大人気。
とくに現行モデルの「116500LN」、エル・プリメロを搭載した最後の世代「16520」の最終モデルは異常とも言えるプレミア価格で取引されている状態。
定価(希望小売価格)だとステンレス・スティールとゴールドとのコンビモデル(116503)のほうが当然ながら(ゴールド=金を使用しているので)高価なのですが、市場の人気を反映させて「ステンレススティールモデルの実売価格のほうが高いという逆転現象が生じている」のが現状です。
ロレックスのホームページにて、「デイトナ一覧」はこちら
今までゴールドモデルにプレミアが付くことはなかった
欧州だと「コンビ」モデルのデイトナ、米国では「ゴールド」モデルのデイトナの人気が高いとは言われるものの、日本ではそんな傾向はこれまでまったくなく、コンビ、ゴールドのデイトナは販売価格も安く、売却価格も「かなり安い」部類であったのですね。
しかしながらここ最近になり、ゴールドモデルのデイトナの価格が一気に上昇(ただし”LN”のみ)。
これは2017年モデルとしてイエローゴールド+セラクロムベゼル、そしてラバーベルト「オイスターフレックス」を装着した116518LNが登場してからで、これが現在のところ定価を超える価格で販売される、という怪現象が発生しています。
いままでゴールドのデイトナ人気は「サッパリ」だったのになぜ?と思いますが、これまでゴールドモデルには採用されていなかった「ラバーベルト」を採用したことが大きいのかもしれません。
実際にぼくもデイトナのゴールドモデル「116518(LNではない)」を所有していたころ、「ラバーベルトではない」のが気に入らず、なんどかラバーBなどの社外ベルトへ交換しようと考えたことも(ロレックス純正のオイスターフレックスは片側3万、両側を購入すると6万円もする)。※116518にオイスターフレックスが装着できるかどうかはわからない
とにかく「ラバーベルト装着のゴールドデイトナ」が発売されたインパクトは大きかったようで、116518LN発売後にはピンクゴールド(エバーローズ)モデルの「116515LN」の相場もつられて上昇。
この前まで230万円くらいだったものが一気に280-300万円くらい、とイエローゴールドの116518LNと同じ価格にまで上がってきており、これはかなりな「異変」と言えそうですね。
なおぼくは同じロレックスの「ヨットマスター40」の購入を考えて在庫を探している最中ですが、この異常現象を目の当たりにするに「まだ価格が上昇しきっていない116515LNを購入してもいいかもしれない」と考えたりしています。※ロレックスは一回人気が出ると、そこから価格が下がることはない。価格が上がってしまう前に押さえるのは一つの手段
デイトナにおいてはステンレススティールモデル、コンビモデルは「スティール/コンビの金属ブレスレット」を採用しており、ゴールド(イエロー/ピンク/ホワイト)モデルのみが「ラバーブレスレット(オイスターフレックス)」を持っているのが特徴。※も樽ブレス採用モデルもある
そしてこの「ラバーブレスレット」は2015年に「ヨットマスター40」で初めて採用されたものですが、他メーカーにくらべるとラバーブレスの採用がかなり遅かった、と思います。
ただしロレックスだけあってラバーブレスの堅牢性、フィット性にはじゅうぶんに研究を重ねており、実際に腕に巻いてみると「遅れてきたのも納得」の素晴らしさ、他社製品に対するアドバンテージも感じさせるものとなっていますね。
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