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ブガッティVGTの維持費が一部公開。オイル交換200万円、タイヤ交換1100万円(ヴェイロンは400万円)・・・。

やはりブガッティ・ヴィジョン・グランツーリスモは一台のみ存在?

先日、北米のオーナーへと納車された「ブガッティ・ヴィジョン・グランツーリスモ」について、その詳細が一部公開に。
2015年に公開されたのち、サウジアラビアの王子、Badr bin氏へと売却されたことが明かされていますが、今回の個体はこれとは「別」ではなくその王子から譲り受けた「同一」のもの、とのこと。

ブガッティ・ヴィジョン・グランツーリスモのタイヤ交換費用は1100万円

ブガッティ・ヴィジョン・グランツーリスモは過去に二度のルマン優勝を果たした「Type 57G」にインスピレーションを受けたもので、ヴェイロンと同様のW16エンジンを搭載し、出力は1650馬力。
そのデザインは「ほぼそのまま」シロンへと引き継がれています。

納車時の様子を収めた動画では、車高調整やサスペンションの減衰力調整を別途付属するカードキーで行う様子が収められていますが、今回の納車について、オイル交換やウインドウの清掃、空気圧点検などに「230万円」のコストがかかっていることを紹介。
タイヤについてはミシュラン製のレーシングスリックタイヤを装着しており、この交換費用は驚愕の1100万円(世界に2セットしかない)。

ブガッティは維持費が高いことで知られ、ヴェイロンは一年おきの点検費用が200万円、タイヤ交換は400万円、そしてタイヤ交換2回に一回は必要となるホイール交換は500万円。
しかもタイヤ交換はフランスの本社で行う必要があり、輸送費用を考えると年間維持費はとんでもない額に(プライベートジェットの方が安価に維持できると言われる)。

そのため、中古にてブガッティを販売するのはかなり難しいとも言われ(買ったとしても維持できない。しかし数億円を車に払う人であれば、年間数百万円の維持費は問題ではなさそう)、いくつかのエキゾチックカーディーラーではブガッティ・ヴェイロン向けに「定額」メンテナンスパッケージを打ち出しているほど。

なお、ブガッティの最新モデル「シロン」はそういった敷居の高さを考慮してか、タイヤについては「わざわざフランス本国で交換しなくてもいい」タイヤを採用しており、これによってメンテナンスコストが大きく下がった、としていますね。

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