まさにミニマリスト
ミニがシンプルになった新ロゴを披露。
ミニいわく「伝統的価値観と未来に向けた発展を表した」とのこと。
現行のウイングエンブレムをベースに「シンプルに」まとめたものとなっています。
なお、このロゴは2015年に一旦公開されていたものの、今回ようやく2018年に発売されるモデルから順次使用されることになり、つまり「2018年」こそがミニの考える”変革の時”なのかもしれません。
新エンブレムはクラシック時代のミニをイメージ
なお、ミニのように「立体的なエンブレムが平面に」変更されるのは極めて稀。
こちらは「変更前」ですが、ウイング部分に「影」があったりと立体的な印象。
他の自動車メーカーもけっこうエンブレムを変更している
親会社であるBMWもこんな感じで(随分前の2000年にですが)立体的になっています。
さらにシトロエンやボルボも近代では「立体的」なものに変更されていることを考えても、やはりミニの例はかなり珍しい、と言えそうですね。
なお、自動車メーカーにおいてロゴが変更されることは珍しくはなく、フォードやフィアットは過去にけっこうな回数の変更を行っており、マスタングの「馬」のシルエットも時代にあわせてスリムに、そしてメリハリボディへと変更(これは道頓堀にあるグリコの看板と同じような感じ)。
その他にもアストンマーティン、
アストンマーティンが謎のロゴを登録。なお過去には9回もロゴを変更
アウディ(最近だと”audi”の”d”の書体を変更している)、
メルセデス・ベンツも過去に幾度かの変遷を経ていますね。
もちろんトヨタはじめ日本の自動車メーカーにおいてもエンブレムの変更は多く、例えば昔のトヨタはこんな感じ(トヨタによる”もっといいクルマを作ろうよ トヨタ自動車75年史”に詳細がある)。
なお、この後に使用されるカタカナの「トヨタ」エンブレムは衝撃の「一般公募だった」ことも述べられています。
自動車メーカーのエンブレムには様々な由来や時代に合わせた変化がありますが、それぞれに「ドラマ」があり、ぼくはこういった「ドラマ」が大好きです。