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【競売】最初のオーナーはF1界のドン。もっともオリジナルに近いと言われるジャガーD-Type

2018/01/12

| もっとも価値あるDタイプが登場 |

クラシックジャガーでもっとも高価な車、「ジャガーDタイプ」がGooding & Co開催のオークションへと登場予定。
高価な理由としてはわずか3年間の生産にもかかわらずル・マン、セブリングなど多くのレースで優勝を記録したため。
ポルシェやフェラーリでも同じですが、「レースで優勝」という箔がついたり、優勝した車と同じ車種だったりすると一気に相場が急上昇するようですね。

大物の手を渡り歩いたD-Type

ジャガーD-Typeは1954年に生産が開始され、カスタマーカー(プライベーター向け)として53台、ファクトリーチーム(ワークス)用として18台が製造されています。
今回の個体は1956年登録でボディカラーは珍しいレッド(シルバーやグリーンはこれまでにも出品された記憶があるものの、レッドは初めて見た)。

最初のオーナーはなんとF1界の”支配者”バーニー・エクレストン氏で、その後も著名なレーシングドライバーの手を転々。
その過程ではグッドウッドやブランズハッチなど数多くのレースで優勝を記録した個体だと紹介されています。

ボディカラーは当時そのままのレッドで3.4リッターエンジン、ボディもオリジナルのまま。
この車が売りに出されるのは実に10年以上ぶりで、おそらく現存するD-Typeの中では「最もオリジナルの状態を残している」個体だと言われます。
そのため予想落札価格もかなり高額となり、15億円という算出に。

D-Typeは当時としては珍しいモノコックフレームを持ち、エンジンは上述の通り3.4リッター直6(250馬力)。
トランスミッションは4速MT、やはり先進的であった4輪ディスクブレーキをいち早く備え、空力についても抜きん出ていた、と言われます。

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