| ノーマルホイールベース版も見てみよう |
さて、新型ロールスロイス・ファントムの展示会の様子、パート2。
パート1ではロングホイールベース(EWB)を紹介しましたが、こちらは標準ホイールベース。
ただし「標準」ホイールベースといえども全長は5.76メートル、EWB(エクステンデット・ホイールベース)版はなんと5.98メートルという巨大さです。
新型ロールスロイス・ファントムを見てきた(1)。とにかくデカいその姿を画像にて
車というよりもはや芸術品
新型ロールスロイス・ファントムの全高は165ミリで、これはランボルギーニのSUV、「ウルス」の1635ミリよりも高い数字。
ロールスロイス・ファントムは「セダン」というカテゴリに属する車ですが、通常の車を110%ほどバランスよく「拡大コピー」したような車で、そのためルーフが突出して高いとも思えないデザインとなっています。
かなり切り立ったフロントフェンダー。
フロントエンドのデザインは独特ですが、何かに似ていると思ったら「ロールスロイス103EX ヴィジョン・ネクスト100」。
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ロールスロイス103EX ヴィジョン・ネクスト100はBMWが100周年を迎えた際に、BMWが保有する各ブランドの「未来」を示したもので、この車が公開されたときは「えらいブッとんだ車をだしてきたな」と思ったものの、今回新型ファントムを見ると、この103EXに通じる印象もあり、「段階的にロールスロイスは未来に向かっている(本当に未来にはこの103EXと同じ外観を持つロールスロイスが登場しそう)」と感じるところ。
静粛性を向上させるために使用される吸音材や制振材はトータルで120キロ。
タイヤからのノイズを減少させるためにタイヤ内部にも1本あたり2キロの吸音材が使用されているとのこと(タイヤサイズは22インチ)。
サスペンションは「エアサス」、後輪操舵付きです。
こちらはファントムEWBのリアトランク。
縦に人が入るんじゃないか?と思えるほどの奥行きを持っています。
トランクの内張はモッフモフ。
ロールスロイスというと「ウールを使用したふかふかのカーペット」がその特徴ですが、同じ素材がトランクにも使用されているようですね。
さすがにロールスロイス・ファントムを自分で運転した経験はなく(レイスとドーンはある)、しかしペニンシュラホテル香港のファントムをチャーターして後部座席に乗ったことはあり、そしてペニンシュラ香港はそのうち所有するファントム28台をすべて今回の新型に入れ替えると思われ、入れ替え後に再度チャーターしてみよう、と考えているところ。
なお、新型ロールスロイス・ファントムの価格は標準ホイールベースで5460万円、EWBで6540円。
展示車にはオプションが多数装着されており、総額だとそれぞれ6298万円、6540万円というプライスタグを提げています。
他の画像はFacebookのアルバム「ロールスロイス・ファントム」に保存。