| ブラバムが市販車ビジネスへ参入か |
名門「ブラバム」からロードカー登場の可能性。
ブラバムは1959/1960年のF1チャンピオン、ジャック・ブラバム氏がモーターレーシング・ディベロップメントが基礎となっており、その後に「ブラバム・レーシング・オーガニゼーション」へと発展するも1993年にいったん消滅。
1966年には自らのドライブにてキャリア3度めのドライバーズ・チャンピオンを獲得しますが、「自分の作ったチームで、自分のマシンを自分でドライブして」のチャンピオン獲得は後にも先にもジャック・ブラバム氏ただ一人とされています。
現在は「二代目ブラバム」がプロジェクトを牽引
ジャック・ブラバム氏はF1においてもっとも成功したドライバーの一人、そして「ブラバム」ももっとも成功したコンストラクターの一つに数えられ、バーニー・エクレストン、チャーリー・ホワイティング、ゴードン・マレー、ロン・デニスもかつてブラバムにて働いたことも。
ドライバーとしてはダン・ガーニー、ジャッキー・イクス、グラハム・ヒル、ニキ・ラウダ、ネルソン・ピケ、デイモン・ヒル、リカルド・パトレーゼ、マーティン・ブランドルなど錚々たる顔ぶれが過去に在籍していたことでも知られます。
今回はジャック・ブラバム氏の息子、デビッド・ブラバム氏が「ブラバム・オートモーティブ(Brabham Automotive)」の立ち上げを表明しており(2014年にはレーシングチームを興している)、ここではおそらくスポーツカーを作る模様。※ジャック・ブラバム氏は2014年に死去
その活動内容については「追って公開」とされていますが、どういった車が発表されるのか気になるところです。
ブラバムというとF1マシン「BT46B(ゴードン・マレーの設計)」が有名ですが、これはその「トンデモメカ」、”ファン”を備えていたため。
フロア下の空気を吸い出して後方に吐き出すことで強力なグラウンドエフェクトを発生させる「ファンカー」で、これはいきなりデビューウィンを飾るほどの戦闘力を発揮したマシンとして知られていますね。
なお、F1ドライバーがスポーツカーやレーシングカーをビジネスとして発売するのは最近だとエマーソン・フィッティパルディ氏(過去に2回チャンピオンを獲得)の例も。
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VIA:CARSCOOPS