| あまりにも美しいテスラ・モデルSのワゴンが登場 |
テスラ・モデルSをワゴンにコンバートする、と公言していたNiels van Roijがついにその実車を公開。
当初の予定では「3月」に公発表するとしていましたが、その予定がちょっと遅れたようですね。
ただ、「遅れただけのことはある」と思わせる素晴らしい出来栄えを持っており、もしテスラがこれを発売すれば相当に売れるだろうな、と思えるもの。※アレス・デザインもテスラ・モデルSのワゴン化プロジェクトを公表
最初はコレクターのアイデアから
なお実際にこのテスラ・モデルSシューティングブレークを製作したのはコーチビルダーの”RemetzCar”で、オランダのコレクターであるFloris de Raadt氏のオーダーによってプロジェクトがスタート。
なお、同氏は「スポーティーでエレガント、かつ荷室を最大限にしたワゴンが欲しかった」と語っており、つまりは実生活においてこのワゴンを活用するものと思われます。※生産はこの一台だけではなく、合計で20台が生産される、とのこと
デザインはあらかじめ数種類が用意され、その中から最も優れるものを選んだとされるだけあり、スタイリングは優雅そのもの。
さらにはオリジナルのテスラ・モデルSにはない「ダークグリーン」のボディカラーがなんともナイス。
できるだけ車の構造を変えずにカスタムを行ったそうですが、新設されたテールゲートにはワイパーとストップランプが目立たないように内臓されるなど細かな配慮がなされており、その技術力の高さも伺えます。
とくにこのウインドウモールは秀逸。
リアクォーターウインドウとのバランスが良く、リアウイングとCピラーとを融合させたデザインも優れている、と思います。
内装はオリジナルと大差ないようですね。
今回のワゴン化にあわせ、フロントリップも追加。
まさに当初欲しいと考えた「スポーティでエレガント」なスタイリングだと思います。
このルーフも素晴らしいデザイン。
北米ではワゴン(シューティングブレーク)の人気は高くないようですが、欧州ではその人気が高く、BMWやメルセデス・ベンツ、アウディも揃ってワゴンをラインアップしていることでもその需要の高さがわかります。
アストンマーティンもかつてワゴンをワンオフで作ったことがあって、最近でも「アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレーク」を限定にてリリースしており、ポルシェも「パナメーラ・スポーツツーリスモ」を発売済み。
さらにポルシェは「ミッションEクロスツーリスモ・コンセプト」も公開しており、にわかにワゴンが盛り上がってきそうな感じですね。