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テスラが2025年の決算を発表。販売台数は9%減、BYDにはじめて年間首位を譲るも2026年に「フィジカルAI企業」として世界を塗り替える壮大プランを語る

テスラ

| テスラはハードウェア企業を卒業?その真意とは |

記事のポイント(4行まとめ)

  • 販売台数の減少:2025年の販売台数は2025年通年で9%減、2025年第4四半期では16%減
  • 2026年Q2に爆発的展開: 完全無人タクシー「Cybercab(サイバーキャブ)」と、物流を変える「Tesla Semi(テスラ セミ)」の量産が2026年前半に北米で開始
  • ロボット時代の幕開け: 2026年Q1に量産仕様の「Optimus(オプティマス) Gen 3」を公開。最終的に年間100万台の生産を目指す
  • AI計算力が倍増: テキサス工場に構築中の「Cortex 2」により、2026年前半にAIトレーニング能力を現在の2倍以上に引き上げ

テスラの2025年はどうだったのか

テスラが2025年第4四半期ならびに2025年通年の業績を発表。

まず第4四半期だと売上高は前年同期比で3%減(249億100万ドル)、最終利益は61%減少(8億4000万ドル)、販売台数は16%減(41万8227台)。

ある意味では「予想通り」でもあり、そしてこの減少はすでにイーロン・マスクCEO本人が予告していた通り、アメリカ市場での「EV購入税制優遇」が打ち切られたこと、そして中国市場にて地元EVメーカーが台頭したことによるものです。

2025年通年だと前年比で販売台数は9%減(163万6129台)となっていますが、この減少によってはじめてEV販売における首位の座をBYDに譲ることとなっています。

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テスラは予告通り「テック企業へ」

「テスラは単なる自動車メーカーではない。」

今回の決算発表で最も重要なのは「EVの販売台数」というテスラのこれまでの基幹ビジネスの結果ではなく、「これからテスラが行おうとしていること」。

イーロン・マスクCEOが長年語ってきた上述の言葉が2026年、ついに現実のものとして動き出すこととなり、今回の決算報告においてテスラは自らを「物理(フィジカル)AI企業(Physical AI Company)」と再定義。

車両、エネルギー、そしてロボット。

これらすべてを自社製AIチップとソフトウェアで繋ぎ、自律的な「豊かさの世界」を構築する――。

2026年に予定されている6つの新たな生産ラインの立ち上げや、無人タクシーサービスの拡大など、ぼくらの生活を激変させるテスラの最新ロードマップが公開されています。

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テスラ
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自律走行とロボティクスの未来

テスラの成長エンジンは、今やハンドルを握らない「自律性」へとシフトしており・・・。

1. Robotaxi(ロボタクシー) / サイバーキャブの現状と拡大

  • 無人化の加速: 2025年12月にオースティンで無人テストを開始し、2026年1月には顧客向け車両から「安全監視員」の同乗を廃止し始めている
  • 空港進出: サンノゼ(SJC)でのサービスを開始。サンフランシスコ(SFO)など他空港への拡大も、規制当局の許可を待ちつつ進行中

2. Optimus(オプティマス)の量産計画

  • Gen 3 登場: 2026年第1四半期(1〜3月)に、量産を前提とした「Gen 3」のデザインを初公開予定
  • 100万台体制: 2026年末までに生産を開始し、将来的には年間100万台という、人類の労働を根本から変える規模のキャパシティを目指す
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性能・技術スペック:自社製AIチップと計算基盤

テスラの強みはAIの「脳」を自社で設計している点にあり、これの強化についても言及されることに。

次世代AI推論チップ「AI5」と「AI6」

項目次世代AIチップ「AI5」備考
生産開始予定2027年(AI6は2028年予定)
性能向上AI4比で50倍の向上計算速度だけでなくメモリ効率を極大化
計算力(raw)10倍
メモリ容量9倍

また、テキサス工場の「Cortex 2」クラスターは、2026年前半にH100換算で計算力を2倍以上に増強し、世界最強レベルのAIトレーニング環境を構築する、というアナウンスを行っています。

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市場での位置付け:エネルギーと車両の盤石な基盤

AIに注目が集まる一方、既存の自動車・エネルギー部門も過去最高の勢いを見せており・・・。

  • アジア太平洋(APAC)の躍進: 日本を含むアジア市場で、四半期ベースの過去最高の販売記録を更新※日本は前年比でおよそ2倍
  • エネルギー利益の爆増: メガパックの記録的導入により、エネルギー部門の粗利益は11億ドルに達し、5四半期連続で過去最高を更新
  • 4680セルの進化: オースティン工場で「ドライ電極」の完全内製化(正極・負極ともに)に成功。これにより、バッテリーの製造コストがさらに劇的に低下する可能性

関連知識:FSD Ver.14と「世界の規制」

最新のFSD(フルセルフドライビング)バージョン14は、目的地までの走行だけでなく、「空きスペースを自動で見つけて駐車する」までを完璧にこなすレベルに達しているとされ、韓国ではローンチ後わずか1ヶ月で100万km以上の走行データを収集。

現在、中国と欧州での当局承認を急いでおり、2026年はついに「グローバルな自律走行」が解禁される年になるかもしれません。

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結論

テスラは今、単なるEVの普及フェーズを終え、ロボットとAIが日常に溶け込む「物理AI」の新境地へと突入しています。

2026年前半に予定されているサイバーキャブの生産開始はその象徴的な第一歩となり、クルマが(自分が使用しない時)勝手に走ってお客を乗せて稼ぐようになり、ロボットが家事を助け、エネルギーを自給自足する。

マスク氏が掲げる「驚くべき豊かさの世界」は、もはやSFではなく、2026年のカレンダーに書き込まれた現実のスケジュールなのかもしれません。

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参照:Tesla

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