| 栃木県警がR35 GT-Rをパトカーに導入 |
栃木県警が日産GT-Rをパトカーに導入し、6月15日(栃木県民の日)にセレモニーを実施する、との報道。
R32世代では神奈川県警、R33もやはり神奈川県警、R34世代では埼玉県警に日産GT-Rがパトカーとして導入された例があるものの、R35 GT-Rをパトカーに、というのはけっこう珍しいように思います(ほか、ホンダNSXや日産フェアレディZ、ミツビシGTOもパトカーに採用されたことがある)。
なお、導入されるのはなんと「GT-R NISMO」。
車両価格1870万円という高額車ですが、1200万円は栃木県民から「GT-R購入のために」と申し出があり、残りは日産自動車が負担する、とのこと。
警察の費用負担はナシ
なお日産が費用を負担する意図としては「2018年に、GT-Rを生産する栃木工場が操業50周年を迎える」こともあり、このプロモーションを兼ねてという意図がある模様。
おそらくここで予想されるのは(記事をよく読まずに)「税金の無駄遣い」や「パトカーにスポーツカーは不必要」といった声があがることで、Yahoo!知恵袋には今ごろ「GT-Rなんてパトカーに不要ですよね!?」といった質問が登場していると思われますが、ぼくはもちろん「スポーツカーやスーパーカーをハトカーに導入する」のは肯定派。
今回のGT-Rについては主に広報目的で使用されるとアナウンスされていて、イベントを行うことで県外から来場者があればそれだけ栃木県に収入が増えることになりますし、もしこれで警察のイメージが向上して優秀な人材が集まったり応募が増加すれば警察の質が上がることに。
今回栃木県警の負担は実質ゼロ(維持費は必要と思われる)ではあるものの、仮に1870万円払ったとしても、警察官募集のために広告や意味不明のポスターのため同様の金額を支払うよりはずっと(GT-R導入のほうが)効果があるだろう、とも考えています。
そして「パトカーに高性能車は不要」と言い出すのであれば、衣類は必要最低限で飾りっ気ののいものでもいいですし、食べ物も「身体を維持するのに必要最低限でいい」ということにも。
ぼくは資本主義者なのでそういった社会主義的な世の中に逆行するのはまっぴらごめん。
必要なものだけを食べ、必要最小限のものだけを身の回りに置いて生活することはぼくにとって「生きている」とは言い難く、たとえ不要なものであっても、それに向かって手を伸ばすことが人生の質を向上させるのだとも思うのですね。
日産GT-R NISMOはこんなクルマ
日産GT-R NISMOはGT-Rの最高峰とも言えるモデルで、V6ツインターボ600馬力。
カーボン製のバンパーやカナードを持ち、足回りやボディ剛性はもちろん、クーリング性能やダウンフォースも強化された、まさに「スーパーカー」。
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VIA:NIKKEI ONLINE