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-55kg、ボディ剛性は50%UP。全幅1827ミリに成長した新型BMW 3シリーズが発表

2018/10/03

| セダンはどのメーカーでも年々「巨大」に |

BMWがG20世代となる、新型3シリーズをパリ・モーターショーにて正式発表。
すでにリークされたとおりの外観ではありますが、数多くの公式フォト、そしてスペックも公開されています。

BMWによると、新型BMW 3シリーズは2019年3月より納車を開始し、北米での価格は40,200ドルから(国によって導入されるモデルは異なる)。

新型3シリーズの全長はなんと85ミリも延長

新型3シリーズはプラットフォームに7シリーズ、5シリーズ同様の「CLAR」を使用していることが今回のモデルチェンジにおける大きな変化で、全長は先代3シリーズに比べて85ミリ長く4,709ミリに、全幅は16ミリ広くなって1,827ミリに。
なおホイールベースは41ミリ延長されて2,851ミリとなり、BMW曰く、これは「クラスで最も長い」ホイールベースだそう。

なお、3シリーズがここまで大きくなってしまうと、日本の場合は立体駐車場など「入らない」ケースが出てくると思われ、その場合は「現行3シリーズに乗っている人が新型3シリーズへと乗り換える」ことは難しく、買い替えが生じない、もしくは別メーカーのクルマへと流れる可能性も。

となるとBMWはなんらかの「代替案」を用意する必要にも迫られ、そこで「1シリーズセダン」や「2シリーズセダン」という話が出てくるのだと思われますが、そうなると3シリーズのオーナーは「下位移行」することになり、BMWとしても利益を得にくくなる可能性がありそう。

それはともかくとして新型3シリーズですが、今回「新色」が追加され、「バーモントブロンズメタリック」「ポルティマオブルーメタリック(Mスポーツのみ、上の画像)」が選べるように。

新型BMW 3シリーズの外観はこう変化した

こちらは新型3シリーズの外観的特徴ですが、要約すると下記の通り。

・ボンネットには新しいキャラクターライン
・キドニーグリルは大型化、フレームは左右連結
・新デザインのLEDツインヘッドライト
・ツインパイプエキゾーストシステム
・Tシェイプエアインテーク
・スポーティーなプロポーション(全長と全幅が拡大し、しかし高さはそんなに増えてない)
・新しいデザインのリアウインドウ
・スリム、そして3D形状を採用した新型LEDテールランプ
・ウエルカムLEDライトカーペット(オプション)

新型BMW 3シリーズの機能はこう進化した

こちらは新型BMW 3シリーズの機能の変化について。
要約すると下記のとおりです。
やはりCLARプラットフォーム採用の効果は絶大で、こにてあわせてトレッド(トラック)の拡大を行い、安定性が向上している、ということに。

なお、全幅16ミリに対してフロントトラックが43、リアが21ミリ拡大しているということは、それだけ「ツライチ」になっているということですね(オフセットの関係もあるので、一概に断じることはできない)。

・Cd値改善(0.23)
・ショックアブソーバーが新型に
・ボディ剛性が50%工場
・55キロ軽量化
・フロントトレッドは43ミリ、リアは21ミリ拡大

新型BMW 3シリーズの内装はこう進化した

こちらはインテリアの変更点。
同じくまとめると下記のとおりです。

・液晶カラーメーター採用
・高級素材、高い仕上げ品質
・操作系はドライバーオリエンテッドなデザイン
・アコースティック(防音)ガラス※フロントは標準、サイドはオプション
・40/20/40可倒式シート

そのほかのオフィシャルフォトも見てみよう

以下、今回新たに公開されたオフィシャルフォトなど。
インテリアは最新世代のインフォテイメントシステムが与えられていることがわかります。

ヘッドライトも最新デザイン。
ブルーのアクセントが入るのは「レーザー」ヘッドライト装着車。

こちらは標準ヘッドライト。

ウインカーが光るとこんな感じ。

テールランプは3D形状に。
新型X5やZ4でも同様の形状を採用しており、今後BMWのテールランプはこういったデザインとなるであろうことが予想できます。

よりシャープになったテールエンド。
トランク後端からテールランプ横、リアバンパーにまでつながる「新しい」ラインがあることがわかります。
リフレクターのガーニッシュも「Tシェイプ」を持っており、今後のBMWはTシェイプが与えられてゆくであろうこともわかりますね。

こちらはMスポーツではなくスタンダードモデルだと思われますが、ブレーキキャリパーはこれまでのフローティングではなく、「対抗ピストン」のように見えます。
このあたり日本仕様がどうなるのかわかりませんが、BMWジャパンからの正式発表を待つしかなさそう。

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こうやって見ると、ドアのサイドにあるプレスラインがリアバンパーとボディとの境界につながっていることがわかり、全体的にかなり「躍動的」なイメージを演出しようとしたであろうことも推測できます。

ここ最近、メルセデス・ベンツやアウディとともに、BMWも「金太郎飴的」イメージが強かったものの、新型3シリーズでは「3シリーズ独自の」個性を持つに至り、特有の魅力があるようですね。

VIA:BMW

 

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