質感、デザイン、サウンドのバランスに優れている
さて、マーシャルのブルートゥーススピーカー「スタンモア(Stanmore)」を購入。
レトロなデザインと高音質で有名なアクティブスピーカーですが、マーシャルのスピーカーnには4種類あり、小さい方から「ストックウェル(STOCKWELL/29800円)」「キルバーン(KILLBURN/34800円)」「アクトン(ACTON BT/29800円)」「スタンモア(STANMORE BT/(42880円)」「ウーバン(WOBURN/62800円)」。
ストックウェルは旅行用スピーカーという位置づけでバッテリー内蔵の小型軽量モデル、そしてキルバーンもやはりバッテリーを内蔵していますが重量は3キロなので旅行は難しく、しかし家の中やアウトドアには最適、という製品。
アクトン、スタンモア、ウーバンは据え置きタイプで「出力違い(順にサイズとパワーが大きくなる)」。
今回ぼくが購入したのは真ん中サイズの「スタンモア」ということですね。
実はクルマよりも音楽のほうが好きだ
なお、音楽ネタはあまり受けないのでブログにアップすることは非常に稀ですが、ぼくは音楽かクルマかと聞かれると迷わず音楽を選ぶというタイプ。
なのでホームオーディオもそれなりのものを揃えているものの、使用しているコンポーネントは最新のものではなく「もうヴィンテージと言ってもいいレベル」。
これは懐古趣味とかそういったものではなく、単に一定時期に製造された製品の品質がいいからで、その時期の製品を愛用しているということですね。
ただ、それらはもう手に入らない製品だったりサービスが終了したりメーカーや販売元がなくなったりしている製品が多く、よってお気に入りの製品については「予備」を確保し、壊れたらパーツを移植しながら使用している、というのが現状です。
ですが、それでも毎日稼働させているとそのうち寿命が来るのではという不安もあり、ホームオーディオの延命を図るために「気軽に音楽を楽しみたい」ときに単独で使用できるスピーカーとしてこのマーシャル製ブルートゥーススピーカーを購入した、ということになります。
ちなみにぼくは圧縮音源やブルートゥースは許容できないと考えていますが、その利便性を考慮すると全否定するわけにも行かず、その「妥協点」がこのスピーカー。
外箱はこんな感じ。
タトゥーの入った腕が雰囲気を出してますね。
蓋をあけるとこう。
さすがマーシャルはわかってるな、という感じ。
入力はこのピンジャック、もしくはブルートゥース、そしてRCAの3系統。
なお、スタンモアについてはこのホワイト(クリーム)のほか、ブラウンとブラックも存在。
レトロなMarshallロゴはツートンカラー仕上げ。
ネットの質感も高く、ゴールドのトリムが雰囲気抜群。
そのほか裏目や下部の「足」もしっかりしています。
2〜3万円のよくわからないメーカーのスピーカーを購入するよりは、もうちょっと出してマーシャル「アクトン」もしくは「スタンモア」を買ったほうが満足感は大きいかもしれません(リセールも有利)。
スイッチ部はゴールド。
パネルはヘアライン仕上げで、電源のON/OFFはトグルスイッチで行います。
その他の操作系2つのボタン(入力モード切替えとブルートゥースのペアリング用)、3つのダイヤル(ボリュームと高温、低音の調整)のみというシンプルさ。
ただしダイヤルの周りにはラバーを巻くなど非常に高い質感を持っています。
サウンドについては伸びやかな高音と中音を持つものの、低音はやはり「サイズなり」。
バスレフポートも設けられていますが、ちょっと迫力には欠ける感じです。
ただ、けっこういい値段であっても「サッパリ」な音を出すブルートゥーススピーカーの多い中、この製品のコストパフォーマンスは高いほうだと考えていて、かつこの雰囲気は他にはない(フェンダーも同様の製品を出しているが、質感は及ぶべくもない)もの。
デザインや素材感、操作系も含めて満足感が高い製品であり、「買ってよかった」といえる製品だと言って良いかと思います。