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マツダがCX-3とCX-5の中間に位置するクルマにCX-30と命名した理由を語る。「いや、もうCX-4は中国専用で使ってて番号に空きがなかったから・・・」

2019/03/08

中国専用なので気にしなくても良かったのに

マツダはジュネーブ・モーターショーにて新型クロスオーバー「CX-30」を発表し話題になりましたが、誰もが「なんで30?」と思ったはず(ぼくも思った)。

というのもマツダのクロスオーバーはこれまで「CX-3」「CX-5」「CX-8」「CX-9」という感じで「数字一桁」という名称であったため。
CX-30はスカイアクティブX(Skyactiv-X)採用の「新世代」マツダ車第二弾でもあり、新生代のクルマは「数字二桁」なのかと思いきや、先日発表された「MAZDA3」は以前と変わらない「数字一桁」です。

なぜマツダは「CX-4」を使わなかったのか

マツダCX-30は「CX-3とCX-5との間」に位置するクルマですが、であれば「CX-4」となるのが妥当。

しかしマツダは中国専用モデルとしてすでにCX-4を発売していて、今回マツダのスポークスパーソンがCar and Driverに語ったところでは「中国専用と言えど、すでにCX-4が存在するので、それと混同しないよう」にCX-30と言うネーミングを採用したとのことですが、「意外と単純な理由だったんだ・・・」という感じですね。

なお、CX-4は中国での販売が非常に好調だと伝えられ、それは「中国の嗜好を反映しているから」と伝えられます。

実際に中国のパクリメーカー、Zotye(ポルシェ・マカンのコピーで有名)もCX-4をコピーしたほどなので「相当な人気」なのは間違いなさそうですが、現在は同じクルマであっても国が変われば「別の名前で」販売しているケースもありますし(ホンダだとヴェゼルとHR-V、そもそもマツダ3も日本だとアクセラ)、逆に違うクルマでも国が変わると「同じ名前で(ホンダだとオデッセイ)」販売することも。

それを考えると別に今回のCX-30も「CX-4」で良かったんじゃないかという気もしますが、わざわざ「CX-4を避けた」ということは、マツダは中国以外でもCX-4を販売する計画を持っている、と考えて良さそう。

なお、桁数が「2桁」になったことでなんとなく「一桁」よりは良い製品のような印象も受けますが、もしかするとマツダはほかのCXシリーズも「2桁」へと変更するのかも(CX-3はCX-20になる、とか)。

いずれにせよ、マツダは今回の「CX-30のネーミング」において社内で相当な議論を行ったと思われますが、その議論の中には「今後どうするよ」というものも含まれているはずで、おそらくはこの「CX-30」だけを二桁にしておくわけではないだろう、と考えています。

Source: Car and Driver

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