現在鋭意製作中、ポルシェ911はフレームをカット済み
ポルシェ911のリアセクションをF1マシンもしくはル・マン用レーシングカー風に改造したレンダリングが公開され、「なんだまた”もしも系”レンダリングか」と思ったのですが、どうやらこれを現実に作ってしまおうとするプロジェクトが存在する模様。
これを実現させようとしているのは「オイル・ステイン・ラボ(Oil Stain Lab)」で、ポルシェ911の車体後半をブッタ切ってチューブラーフレームを合体させ、そこにV8エンジンを載せてしまおうというもの。
その名は「ハーフ・イレブン」
なお、このクルマは「ハーフ・イレブン(Half 11)」と命名され、もともとは「ポルシェが1960年代に、911のみをモータースポーツに参戦させていたならば」という設定で、つまり911でル・マンに参戦していたらこうなっていたんじゃないか、というもの。
しかし上述のように、オイル・ステイン・ラボはこれを実際に製造する計画を持っており、6ヶ月から9ヶ月以内にこれを製造する、としています。
なお、フロントスクリーンは「ナシ」、シートはフルバケ、タイヤは昔のスーパーカー風(アドバンが復刻したタイヤっぽい)。
そしてベースとなる911はすでに手に入れており、かつ車体を「カット済み」。
そして現在はロールケージを製作する段階にあり、必要なパーツも入手している、とのこと。
これが実現すれば非常に楽しいクルマになりそうですが、車体重量も極端に軽く仕上がると思われ、かつ重心も低いことが想像でき、とんでもないパフォーマンスを実現することになりそうですね。
リアセクションはこんな感じ。
なお、ポルシェ911の後半をぶった切ってミドシップ化したクルマとしては実際に「RUF CTR3」がありますが、おそらくはライカン・ハイパースポーツも似たような構造を持つものと思われます。
そしてこの画像を見ると、フロントセクションも切り落とされてチューブラーフレームへと作り直され、もはや911と呼べる部分は「キャビンのみ」。
公道を走行させようと思うと、法規の関係もあってレンダリングのままに再現するのは難しそうですが(触媒やマフラーも必要)、もし完成したとなると相当なインパクトを持つクルマになりそうですね。※全幅、全長とも相当に大きくなりそう