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珍しいフェラーリ328のレストモッド。グレーにブロンズホイール、そして現代風ミラーがカッコイイ

2019/04/14

ポルシェ911と異なり、フェラーリをレストモッドしてしまう例は非常に少ない

アメリカのチューニングファクトリー、カシル・モータース(Casil Motors)がフェラーリ328GTBのカスタム+レストア=レストモッドを公開。

カシル・モータスは空冷ポルシェ911のレストモッドで知られるジンガー・ビークル・デザインに触発され、(ポルシェはもう飽和だと感じたのか)フェラーリ328GTB/328GTSのレストア&カスタムビジネスを開始しています。

そして昨年のSEMAにてそのカスタムカー「BB3X8 FDP」を発表していますが、今回追加でその情報と画像をリリースすることに。

ボディパネルは「ケブラーとカーボン」とで総入れ替え

このBB3X8 FDPについては、30台限定にて発売するということも同時に発表されており、そのボディはケブラーとカーボンファイバーで新たに作り直される、とのこと。

今回公開された「最初の一台」はグレーのボディカラーにブロンズのホイールを採用するという渋い仕様ですが、この組み合わせはどうやらアメリカ西海岸で流行っているようで、先日公開されたジョン・オーツのポルシェ356もやはりグレー。

ただしこのボディカラーはもちろん、ボディ形状も(ジンガー同様)顧客の注文にあわせて変更できるようですね。

エンジンは3.2リッターV8自然吸気(これが”328”の由来)のままではありますが、スロットルボディの変更などでパワーアップを果たし、「400馬力も可能」。

ドアミラーはもともとの形状から変更され、ラ・フェラーリやマクラーレン720Sのような、ステーの長いタイプ。
おそらくはいずれかのクルマからの流用だと思われるものの、「思い出せるようで思い出せない」のがちょっと歯がゆいところ。

サスペンションは「エアサス」で、車高の調整を自由にできるそうです。

この角度から見ると前後フェンダーが大きく拡大していることがわかり、さらにはホイールのリムの「深さ」も際立って見えますね。
マフラーエンドもセンター出しに、そしてリアに取り付けられた「跳ね馬(プランシングホース)」エンブレムはブラック仕上げ。

本来の328ではブラックの部分がボディ同色に仕上げられているほか、逆にブラックも効果的にアクセントとして使用されているようですね。

フェラーリ328レストモッドのインテリアはこうなっている

そしてこちらはBB3X8 FDPのインテリア。
エクステリア同様、かなりの部分が作りなおされているようですね。

シフトゲートの横にあるのは(おそらく)エアサスのコントローラー。
NOSのボンベのようなものも見えますが、これがNOSなのかどうかは不明です。

こちらはキーとグローブ。
画像自体は「モノクロに」加工していると思われますが、キーそのものはフェリフォルニア/458と同じ形状のものへとアップグレードされているようです。

このBB3X8 FDPについては今のところ価格が公開されておらず、納車時期も不明。
フェラーリのレストモッドは非常に珍しく、ジンガーの製作したポルシェ911のように、今後価値が上がる可能性があるかもしれませんね。

それでは動画を見てみよう

こちらが渋いフェラーリ328のレストモッド「BB3X8 FDP」を紹介する動画、「Casil Motors X Button Built - BB3X8 Fuorilegge Development Program」。

VIA:CASIL MOTORS

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