| 製造されるのはわずか300台のみ、残念ながら北米のみでの限定販売 |
ジャガーがそのフラッグシップ「XJ」の生産終了への餞となる「XJコレクション」なる特別限定モデルを発表。
残念ながらアメリカ国内のみの発売となり、限定台数は300台。
ベースとなるのはロングホイールベース版の「XJ L スーパーチャージド」で、搭載されるエンジンは5リッターV8(470馬力)。
トランスミッションは8速AT、駆動輪は後輪のみ。
特別装備としてはアダプティブクルーズコントロール、360度サラウンドカメラ+パーキングエイド等。
ジャガーほど「絵になる」クルマは多くない
そして今回、ジャガーはこの「XJコレクション」のプロモーションの一環として、カメラマンにマックス・モンゴメリー氏、モデルに女優のアレクサンドラ・ダダリオさんを起用して一連のポートレートを撮影しています。
ジャガーXJは1968年に登場した初代から数えて51年が経過していますが、現行X351系(2010年)にて大きくそのイメージを変更。
オールアルミ製シャシーをかなり早い時期に採用したクルマのひとつで、先進性とジャガーらしいエレガントさとをうまく組み合わせたモデルです。
ただし販売はズルズルと下がっており、次期XJはピュアエレクトリックモデルへとスイッチし、90.2kWhバッテリーを採用することで一回の満充電あたり走行可能距離470kmを誇ることになる、とも。
現在のところ次期ジャガーXJのデザインがどういったものになるのかはわかりませんが、ジャガーのデザイナーはこれまでのイアン・カラム氏から新デザイナーへとスイッチしており、これまでとは異なるテイストを持つことになりそう。
現在のところ「最新」ジャガーは「I-PACE」ですが、これはまだイアン・カラム氏の行ったデザイン。
おそらく新世代ジャガー第一弾はF-TYPEのフェイスリフトモデルとなりそうですが、このデザインによってジャガーの今後を占うことができそうですね。
ジャガーF-Typeが初のフェイスリフト?表情が大きく変わりそうな試作差が走行中。なおエンジンはBMW製4.4L/V8ツインターボへ変更とのウワサ
なお、ジャガーXJといって真っ先に思い出すのはX300、X350系。
まさにジャガーといった雰囲気をたたえるクルマですが、こういった雰囲気を、一時のカマロやマスタングのように、「ネオレトロ」路線で蘇らせても面白いんじゃないかとも考えています。
現在高級サルーン市場は加熱しており、高級さだとメルセデス・ベンツ、先進性だとアウディ、パフォーマンスだとポルシェ・パナメーラといった選択がなされているようにも思われ、であればジャガーは「ジャガーらしさ」を生かした「エレガント」路線を進めば他も真似はできず、一定の存在感を発揮できそうだ、と考えるわけですね。