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本当に出た!ドバイで企画された「砂上のスーパーカー」がF1ドライバーの甥によって生産・市販されることに。なお名称は「Lafitte G-Tec X-road」

2020/02/16

| ただし価格は5100万円。計画当初の1200万円からはずいぶん価格が上昇 |

2017年に中東の新興自動車メーカー「ザルーク」が525馬力のハイパワーエンジンを積んだ”サンドレーサー”を発表しましたが、そのプロジェクトがカリフォルニアの企業に引き継がれ、今回新たに「ラフィット(Laffite)G-Tec X-Road」として生まれかわることに。

この新プロジェクトを率いたのはブルーノ・ラフィット氏という人物で、6度の優勝経験を持つフランスのF1ドライバー、ジャック・ラフィットの甥だそう。
そして彼が立ち上げたのが「ラフィット・スーパーカーズ」、そしてここがザルークから権利の譲渡を受けたということになりそうです。

本当に発売する模様。中東の新興メーカーから砂上のスーパーカー「ザルーク・サンドレーサー」

なお、計画当初の「サンドレーサー」はこんなデザインだったので、ラフィット・スーパーカーズはうまくこのイメージを再現したということになりそうですね。

プロジェクトそのものが売買されるケースは珍しくな

そしてラフィット・スーパーカーズはマイアミに拠点を置き、レーシングカーコンストラクターであるG-TecとのコラボレーションによってこのX-Road(Xロード)を作り上げることになりますが、車体そのものはクロモリ鋼にて組まれたパイプフレームを持ち、エンジンはGM製の6.2リッターV8(LS3)、出力は700馬力。
車体重量はわずか1,300kgにとどまり、最高速度は230km/h(おそらくはもっと速度を出せるはずだが、オフロードタイヤが速度に耐えられないのだと思われる)。

Laffite G-Tec X-Road

なお、ブルーノ・ラフィット氏はこのG-Tec X-roadについて、世界で最初の合法なオールテレーン・スーパーカーだとコメント。
実際に700馬力を発生し、43センチものサスペンショントラベルを持ところを見ると、どんな悪路でもぶっ飛ばすことができるように思われます。

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すでに走行可能なプロトタイプが完成しており、動画でもワイルドにオフロードを走る様子が公開され、またオフィシャルフォトではちゃんとナンバーを付けて公道を走る様子も。

Laffite-G-Tec-X-Road-11

その姿はアグレッシブそのもので、広いトレッド、そし高い最低地上高によって「大地にふんばっている」印象を受け、一方で低いルーフや狭いグラスエリアはスーパーカーそのもの。

Laffite-G-Tec-X-Road-1

トランスミッションやブレーキ等のスペックについては明かされていないものの、駆動方式はもちろん4WDとなりそうですね。

Laffite-G-Tec-X-Road-2

インテリアもまた「スーパーカー然」としたもので、カーボンファイバーを多用したフロアやセンタートンネル、シンプルかつ先進的な操作系、ステアリングホイール周りに集約されたスイッチ類が目を引くところ。

Laffite-G-Tec-X-Road-7

生産台数は30台に限定され、納車は2020年末から開始する、とのこと。
気になる価格は465,000ドル(5100万円・・・)だとされ、別途用意されるピュアエレクトリックバージョンは545,000ドル。※ザルークが企画していた頃は1200万円くらいで販売する予定だった
加えて同社は、このG-Tec X-Roadに続く「第二の」スーパーカーコンセプトを用意しているといい、こちらは2月にもその姿が公表される、とのこと。

Laffite-G-Tec-X-Road-5

ほかにはこんな「スーパーオフローダー」もあった

なお、以前にアメリカのベンチャー企業が「ラリーファイター」なるスーパーオフローダーを計画したことがあり、こちらはどうやら中国に権利が渡り、中国にて製造・販売されている模様。
映画「トランスフォーマー:ロストエイジ」に登場したほか、中国の展示会に登場し、アメリカ国内の競売に出品されたことも。

トランスフォーマーにも登場した、あの「ラリーファイター」が競売に。不明だらけのスーパーオフローダー

中国より、トランスフォーマーに登場の「ラリーファイター」発売。ただし3000万円

VIA:Laffite Supercars

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