| ただしそれぞれ内容が異なるので関連性があるとは思えない |
トヨタがプリウスとプリウスPHV、そしてダイハツへと供給しているOEM車「メビウス」にて、シートベルト装着警報の不具合にてリコールを届け出。
対象となるのは平成26年10月14日~令和元年7月29日に製造された個体だとされ(グレードによっては対象外)、さすがによく売れているモデルだけに418,929台が影響を受けることに。
不具合の内容としては「運転席側のシートベルト非装着時警報装置につき、バックル内のスイッチ接点に問題があり、シートベルト着脱を繰り返すと摩耗によって”摩耗粉”が堆積し、そにれよって接点がショートしてしまい、シートベルトをちゃんと装着しても警報が解除されない」というもの。
対応としては「全車両のバックルを点検し、該当する場合はスイッチもしくはバックルを良品と交換する」としていますが、すでに不具合件数が114件発生しているようですね(これに起因する事故は発生していない)。
国土交通省に届け出られた「状況及びその原因」は下記の通り。
運転者席シートベルトの非装着時警報装置において、バックル内の警報スイッ チ接点の組付けが不適切なため、シートベルト脱着の繰返しにより接点が異常摩 耗して、接点間に摩耗粉が堆積することがある。そのため、接点間が短絡し、シートベルトを正しく装着した場合でも警報が解除されないおそれがある。
国土交通省
シートベルト関連のリコールは少なくない
なお、昨年末から今年にかけてはシートベルト関連のリコールが多発。
昨年10月にはトヨタGRスープラに「シートベルトガイドループマウント」の溶接が不十分だとして7台のみが北米でリコールされています(日本での影響はない)。
新型トヨタGRスープラに早くもリコール。影響するのは7台のみ、そして届け出たのはトヨタではなくBMW
2019年12月にはトヨタ・アルファード/ヴェルファイア/ノア/ヴォクシー/エスクァイアに「シートベルトがロックしない」というリコールも。
トヨタが人気のミニバン「アルファード/ヴェルファイア」ほか、ノア、ヴォクシー、エスクァイア、カムリやプリウスにリコール届け出。シートベルトやメーター表示不具合にて
今年1月にはスバル・インプレッサに「シートベルトがロックしない」という内容のリコールが届け出られていて、内容を見るにトヨタと同じ内容(サプライヤーが同じ)であるようです。
ちょっと前ですが、ポルシェはパナメーラに対し、今回のプリウス同様に「シートベルト警告灯が消えない」というリコールを届け出。
ただし不具合の内容はちょっと違っていて、「シートベルト警告灯の監視プログラムにエラーがある」のが原因です。
よって物理的なパーツの交換はなく、プログラムの書き換えのみで対応は完了。