| マクラーレンは数年後に「全車ハイブリッド化」の計画を持っている |
マクラーレンが570GTの姿を借りたプロトタイプにてハイブリッド車のテスト中。
なぜハイブリッドとわかるのかというと、ボディサイドに「MV614 HYBRID」という文字が見えるため。
なお、マクラーレンはこの位置にテスト車のナンバーを入れることが多いようです(ハイブリッドと記載するのは、事故を起こした際の救助者にバッテリーが積まれていることを知らせるためだと思われる)。
この車両をざっと見た限りでは(外観において)現行モデルとの相違は大きくなく、フロントバンパーは620R風、そしてフロントフードはボンピン仕様、ただしサイドステップにはちょっとした、そして現行モデルにはない盛り上がりが確認できます。
現時点ではスペック等まったくの謎
この「謎の」ハイブリッドモデルについては全く詳細はわからず、しかしマクラーレンが少し前に語っていた「近いうちに発表するV6+ハイブリッド」かも。
マクラーレンは3~4年以内に全モデルをハイブリッド化すること、そして他メーカーよりも早くエレクトリック化を進めることについて言及。
現時点での予定では「25~32キロ程度の「ピュアエレクトリックモードでの走行可能距離」を持ち、トップレンジは「フロントをモーターで駆動する4WDで、0-100km/h加速は2.3秒」になるだろうということも述べていて、レイアウトや数字を見ると「フェラーリSF90ストラダーレの対抗馬」。
ただし、もちろんエントリーレベルにある「スポーツシリーズ」もハイブリッド化されるということになり、こちらはコストを抑えるためにより簡素なハイブリッドシステムが与えられることになるのかも。
マクラーレン「近いうちにV6+ハイブリッドを発表。0-100km/h加速は2.3秒」。それでも「ピュアエレクトリックモデルは30年以上先の話」
外観からはバッテリーやインバーター、モーターがどこに搭載されるのかまったくわからない状態です。
そのほか現行モデルと異なるのはリアエンドで、テールランプの間はバッサリとカットされ、そこからテールパイプがニョッキリ顔を出しています。
ただ、このテールパイプの下にはグラスウールのようなものが敷かれていて、接触部を熱から守っているようにも。
つまりは「通常とは異なる方法でパイプが固定されている」ということになり、エンジンや、パイプの取り回し自体も変更がなされているのかもしれません。
インテリアはメーターパネル、センターコンソール付近が分解されていて、おそらく市販モデルは現行の540/570系とはまったく異なる仕様となるであろうことがわかります。
なお、デジタル式のメーターパネル内には車両のアイコンが見えますが、これを拡大すると「スピードテール風のデザインを持つニューモデル」となっていて、おそらく今後マクラーレン各モデルは、現在の特徴でもある「アイソケット」が廃止されるであろうこと、加えてデザインがもう確定しているであろうこともわかります。
VIA:Motor1